TVCMも大人気、躍進を続けるSansan社の「長かった10年」。そこには、信念を貫くエンジニアたちの姿がありました。

Sansan株式会社
Sansan事業部 プロダクト部 部長 兼 プロダクトマネージャー 藤倉成太さん
& Eight事業部 開発統括責任者 宍倉功一さん

名刺交換が日常的な皆さんにとって、すっかりおなじみであろうサービス
名刺管理サービス「Sansan」「Eight」。今回はその運営会社Sansanさんへお邪魔してきました!

さて法人向け名刺管理サービス「Sansan」といえば
松重豊さんの「だからあ、そういうの…早くいってよぉ…」という〆台詞がおもしろい、あのTVCMが思い浮かびますよね。

【字幕付き】名刺管理Sansan TVCM 面識アリ2016「お前にやられた」篇

サービスサイトトップページからも、CM動画が閲覧可能です。
ちなみにこのCM、第51回ギャラクシー賞CM部門を受賞したそう。
その時のトロフィーが、オフィスに飾られていました。

そこには他にもいろんなトロフィーが。
同社が運営する「Sansan」「Eight」ともに、受賞歴多数のようです。
「MM総研大賞2015」「グッドデザイン賞」、「International Diamond Prize for Excellence in Quality」という海外の賞も!

さらに「第27回日経ニューオフィス賞」も受賞されていました。
サービス、CM、さらにはオフィスまで…イケてるものが多すぎる…!

ここがエントランス。ちなみにオフィスは、表参道の一等地にございます。

エントランスに、オフィス見取り図がありました。
「Stadium」は、執務スペース。闘志たっぷりです…!
「Garden」は社外の方々も集う勉強会などが行われるスペース。

執務スペース「Stadium」。広々とした開放的なフリースペースもありまして、 あっちこっちで活発なミーティングが開催されていました。

ちなみに、ここに入るためには、しっかりとしたセキュリティをくぐる必要があり、 さすが膨大な個人情報を扱う企業、徹底されているなあと実感。

そしてここが「Garden」です。

「Garden」と執務スペース「Stadium」はセキュリティ上、しっかり隔てられています。
でも隔てているのはガラスなので、全体的にとっても開放感があって、オープンな雰囲気ですね。

さてさて、簡単にオフィス見学をさせていただいたのち、いよいよ取材の時間が近づいてきました。

お時間をくださったのは…プロダクト部長として活躍中の藤倉さんと、 個人向け名刺アプリ「Eight」の立ち上げを担った宍倉さん!

名刺にガッツリ顔写真ってインパクトありますねえ。

10年かけてようやくマーケット誕生。まだスタート地点に立ったばかり

TVCMも追い風になり、法人向けサービス「Sansan」の勢い、止まらないですね。
導入社数は下記のように右肩上がり、シェアも圧倒的です。

藤倉

いえいえ、まだまだです。ようやく「マーケットが出来上がってきた」ところですね。2007年に「リンクナレッジ(前サービス名)」としてサービスインした当時はスマホの普及もまだでしたし「名刺管理にお金をかける」なんて考えられない時代でしたから。

そうか。存在しなかったマーケットをゼロから開拓してこられたというわけか。 信念と忍耐。そんな言葉がふとよぎります。

でも今じゃ、ご覧の通り、あらゆる大企業が次々と導入している必須ツールになりつつあります。

完璧にデータ化された名刺データは組織全体で共有できるから、検索もリスト化も簡単なんです。
組織規模が大きくなるほど、効率化をめっちゃ実感できそうですね。
さらに「組織図の自動生成」「役職変遷情報」「商談・案件履歴管理やその分析」などなどCRMやマーケティングツールとしても活躍し、Salesforce等の他システムともなめらかに連携…もはや企業運営の血脈になりうるインフラツールと言えます。

2012年に誕生した個人向け名刺アプリ「Eight」も、ソーシャル機能を取り入れることで、個人間におけるビジネスネットワークづくりに寄与しています。

もはや「名刺管理アプリ」の域を越えていますね。

宍倉

名刺データを「資産」として最大限、活かし切るためにどんなことができるのか。それを、法人向け「Sansan」チーム・個人向け「Eight」チーム、それぞれが日々模索しています。

ちなみに、そもそも名刺データを「資産」にできるのは「スキャンデータの精度がカンペキ」だからこそ。

藤倉

OCRや画像解析の最新技術を用いてスキャンしても、名刺情報データを「精度100%」の状態で読み取ることは、まだ技術的に困難です。やはりどうしても読み取れない部分が存在する。情報精度95%じゃ、データベースとしての意味がありません。

ゆえにSansanではオペレーターによる最終確認・入力という「人力」を用いることで、高精度のデータを完成させているわけです。
エンジニアさんにとっては、この判断にも、苦労やジレンマがあっただろうなあ…信念あってこそだな、としみじみ。

藤倉

ええ(笑)。その通りです。エンジニアとしてのプライドより、大切なのは事業ミッション、つまり「世の中を変革すること」ですからね。

「しかし今すぐには難しくとも、数十年後にはきっと完全自動化できるようになるでしょう」と藤倉さん。
完全自動化を追求し続けている研究員やエンジニアが所属する専門チームもあるそうです。
また機械学習などの新技術を研究し、両サービスの「基礎技術」となるデータ活用テクノロジー研究を続ける「データストラテジー」チームも存在するとか。

あの有名人も技術顧問に。技術力向上への盛んな取り組みの数々

新技術の追求に、非常に力を入れておられるんですね。

藤倉

ええ、そこはかなり積極的に行っていますね。ちなみに先ほどご紹介したデータ化技術は共通するものの、「Sansan」「Eight」それぞれで、採用しているテクノロジーは全く異なります。

大きな違いは主要言語。
「Sansan」の主要言語は「C#」、フレームワークは「.NET Framework」を採用しているそう。
「Eight」は「Ruby」と「Ruby on Rails」。

宍倉

「Sansan」に.NETを採用している大きな理由は、法人に導入いただく端末にWindowsアプリケーションを入れているためですね。このように言語が異なるため、それぞれのチームで活躍するエンジニアのバックグラウンドも、結構違うんです。

たとえば「Eight」で活躍するエンジニアの場合、自社Webサービスやアプリの開発に携わってきたエンジニアが多いそう。一方「Sansan」は、.NETやJAVAといったプリコンパイル言語の経験者が多く、SIerなど業務系システム開発経験者が多いんですって。

藤倉

Webサービス企業でLL系言語を使いつつも、自分の中に眠る膨大な経験や技術力を活かしきれずミスマッチを感じているSIer系出身エンジニアさん、けっこう多いんです。そういう方は「Sansan」でものすごく力を発揮していただけるんじゃないでしょうか。

さてこのように採用テクノロジーは異なるものの、技術力向上へのモチベーションは、エンジニアさん皆、同じ。
Sansan社では、積極的に勉強会を開催しているそうです。

宍倉

社外の優秀なエンジニアの方をお呼びして登壇していただいたり、懇親会を開催したり…テーマも開発体制や開発サイクル、採用ツール、課題解決手法など実に様々ですね。

さらに2015年には、Ruby開発者であるまつもとゆきひろ氏をはじめ、そうそうたる技術者陣がSansanの技術顧問に。
コードレビューや定期ミーティングなど、かなり深く技術力向上に寄与してくださっているそうです。

技術力より重要なのは、「ミッション」へのゆらがぬまなざし

ただし、Sansanのエンジニアの条件として「高い技術力」は最重要項目ではないそうです。
さきほどの「人力導入」の件でもちょっぴり現れていましたが、重要なのは「事業ミッションを見据えた適切な判断力」。

宍倉

当社のミッション・その達成への道筋を最重要視して動ける「視座の高さ」、それを持ち続けられる柔軟性や思考力があるかどうか、簡単に言うとカルチャーフィットするかどうかが大事ですね。

藤倉

我々のミッションは「世の中を変える」こと。具体的にどのような世界か、というと現時点ではあえて言語化していません。世の中の変化スピードは非常に速いですから。しかしこれだけは言える。今のSansanが世の中を変えているかというと、決して変えられてはいません。世の中を少々「便利にした」だけです。

今見えている景色の中で「最も世の中を変革できる近道はなにか」を探り、それを全力で達成できるよう社一丸となって行動する。それがSansan社のカルチャー、と藤倉さん。

藤倉

これはあくまで例ですが、たとえば会社設立にあたって、社名や登記、オフィス、サイト、ドメイン、メールアドレスなど、最低限準備すべきものってありますよね。そのラインナップの中に、紙の名刺だけでなく「名刺管理ツール」が当たり前のように並ぶようになれば、少しは世の中が変わった、と言えるかもしれません。

「ビジネスの出会いを資産に変え、働き方を革新する」。これが、今見えている景色のなかで、Sansan社が目指している最短の理想的な未来。

ビジネスサイドと開発サイドとの対立って…「ダサいと思う」

「今、世の中を変革するため、プロダクト発展のために何をすべきか」。それを日々考える経営陣。そしてマネジメント層は、それを達成するためどのような業務が必要かを噛み砕いていき、現場へと指示する。Sansan社では日々そうしたコミュニケーションを繰り返し丁寧に、かつスピード感をもって行われているそうです。

宍倉

それは開発サイドでも、ビジネスサイドでも同じことが行われています。ですから、向かうまなざしは同じ。ビジネスサイドとプロダクト開発を担う開発サイドとが対立することは、当社じゃほとんどありませんね。

「そうだね。それってちょっとダサいもんね」と藤倉さん。

藤倉

たとえば「この機能を追加してくれたら今月の売上が達成できるし顧客満足度も上がるんだ」と言うビジネスサイドの人間に対して、「それは理解できるけど、ミッション達成のために優先すべき事項があるから、ごめん」ときちんと言える。それがSansanのエンジニアの姿です。

ちなみに、こうしたエンジニアの苦渋の決断に対して、ビジネスサイドの方々も「確かにそうだよね。オッケーありがとう」って言ってくれる方ばかりだそう。かっこいい。

宍倉

また、たとえユーザーにとって不利益になりえる仮説だとしても、ミッション達成の近道ならそちらを選択する…それがうちのエンジニアたちです。

たとえば「システムを安定運用させるための改修業務」を選択するか「新機能の設計・実装業務」に力を注ぐか…こうした悩ましい選択を、Sansan社のエンジニアさんは、常にしているわけですね。

藤倉

そして、彼らにとっての判断基準もしょっちゅう変わります。経営陣も「走ってみたがちょっと違うな」と思えばすぐ方向転換しますからね。その朝令暮改を面白く感じられるか、疑念するか。前者の方なら、Sansanカルチャーにすごくフィットしますね。

皆を、マーケットバリューの高いエンジニアへ

藤倉

技術力が高いだけではダメ。「エンジニアとしてやるべきこと」だけでなく「事業発展のために自分がどのような役割を果たすべきか」を導けるかどうかが重要なんです。

とはいえ、エンジニア全員が常にミッションを見据え、そのように適切な判断ができるわけではありません。

宍倉

やはり若いエンジニアもいますから、混乱したり不安を抱いたりするメンバーもいますよ。でもそこはもちろん、しっかり時間をかけて考え方を教えていきます。

「先日も若手エンジニアを2人連れて、合宿に行ってきたばかりなんですよ」と宍倉さん。

藤倉

そうですね。我々が理想とする、高い視座を持つ自立したエンジニアは、正直マーケットに一握りしかいないでしょう。でも、Sansanのエンジニアならそこを目指し続けてほしいし、我々も育てていきたいと思っています。

わからなければ必死で上司に説明を求めたり、ビジネスサイドと信頼関係を深めたり…と、日々思考力を深め、レベルの高いエンジニアになるべく、苦しみながらも奔走し、サービス発展に向けて頑張るSansan社のエンジニアさんたちの姿が、なんだか目に浮かんできます。

「でもSansanで頑張る日々は、必ずその人のバリューになります。仮に当社を卒業してもひっぱりだこになるでしょう。そんな風に、ぜひ育っていってほしいですね」と笑うおふたり。

そう語るおふたりの表情は、現場でがんばり続けるエンジニアさんへの愛情に満ちている気がしました。

今日はどうもありがとうございました!

Sansanで現在求人中の職種について
現在Sansanでは以下の職種を募集中

・個人向け名刺アプリEightのデザイナーアシスタント
・アシスタントデザイナー
・iOS&Androidアプリエンジニア
・Rubyエンジニア
・自社プロダクトのWebデザイナー
・『Sansan』のWebマスター
・コピーライター
 

詳細はこちら

会社名 Sansan株式会社
代表者 寺田 親弘(代表取締役社長)
設立 2007年6月11日
所在地 本社
150-0001
東京都渋谷区神宮前5-52-2 青山オーバルビル 13F
事業内容 クラウド名刺管理サービスの企画・開発・販売
運営サービス 法人向け名刺管理サービスSansan
個人向け名刺アプリEight
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