動画読み込み時間は「0秒」が当たり前。FIVE流の”ユーザーファースト“がケタちがい!

ファイブ株式会社
代表取締役CEO 菅野 圭介さん & CTO 小西 祐介さん

Google出身の2名が集まって2014年に産声をあげたFIVE は、業界でいちはやく「スマホ向け動画配信プラットフォーム」を開発・リリースしました。スマホ世代に最大限最適化するため、高度なシステムテクノロジーの追求はもちろん、モバイルビデオ広告のクリエイティブも自社で手がけている同社は、モバイルビデオ広告のあり方を鋭く見抜いていると評価され、次々とVC各社から大型資金調達を実施しています。

既に、多くの人気スマホメディア・スマホアプリが同社プラットフォームを導入し、FIVE社がクリエイティブを手がけたモバイル広告動画を配信しています。 FIVEの事業はいわば一般スマホユーザーにとっては「黒子」的な存在。でも、FIVE社が手がける”仕掛け”は、暇さえあればスマホを手にする私たちの日常に、着実に浸透しはじめているんです。

まだ20名ほどのスタートアップながら、何やらデカいことをやろうとしている感じがするぞ…と、我々取材陣はFIVE社に取材申し込みを決定!嬉しいことに快諾いただき、オフィスへお邪魔してきました!

おしゃれー!
「いやでもこれ、まんま居抜きなんですよ」と社員さんがサラリ。

打ち合わせスペースも広々。
「でもチームがどんどん拡大しているのですぐ引っ越すかも」と、これまたサラリ(笑)。

なんかウエットティッシュがロゴ入り。おしゃれ。

リラックスチェア、集中できそう!
そしてエンジニアさんたち。

立ちながら開発中の方もいらっしゃいました。
さてこんな感じでうろうろしていますと、CEOの菅野さんとCTOの小西さんが来てくださいました!

広告が、あらゆるコンテンツと競合する時代へ

Googleでの素敵なキャリアを捨てて始めたきっかけ。それは、大学時代に書いたとある「論文」がきっかけだったんだそうです。ある時執筆した論文で賞金を得てバックパッカー旅行へ行き、論文を書くことに味を占めたとか(笑)。

菅野

世の中の情報量がインターネット、そしてスマホの登場で莫大になっていますよね。でも我々の目玉は2つのままだし脳のスペックも変わらない、1日が24時間というのも一緒。処理できる情報量はそんなに変わらないんです。だから、企業が発信している「広告」という情報も、TV番組やらネットコンテンツやらすべてと競合することになるだろう、と。そしてどう考えてもテクノロジーが、情報である広告を変質していくだろう、と。

じゃあ、企業マーケティング、広告というものは一体どのような形になっていくのだろう…と菅野さんは熟考し、結果、3つの方向性へ整理。

菅野

1つめは関連性の高い広告、検索エンジンなどが典型ですね。2つめは情報として価値がある広告…今でいうところのコンテンツマーケティングと呼ばれる分野などがこれにあたります。3つめは広告がコンテンツの中に入っていく、今のネイティブアドと呼ばれるものです。

ほほ———!これ大学時代に考えたんだ…しかし実に整理されていて、本質的かつ普遍的。「人間のスペックが変わらないまま、情報流通環境の発展が続いていく以上、これは当分ズレないだろう」と菅野さんは話します。

この分野に俄然興味を持った菅野さんは始めのキャリアとしてGoogleを選択し、アドテクノロジーやYouTubeなどの動画クリエイティブ関連の重要な事業に携わり経験を積みます。そして、モバイルがメインストリームになる中で、動画というフォーマットは最も表現力が高く需要が増加すると感じたそう。

菅野

その上で「映像流通の最適化」を担うには2つが必要だと。ひとつは動画配信の「テクノロジー」。そして情報コミュニケーションにおいてもっとも変数が大きい「映像表現・クリエイティブ」。その両方を担える企業を立ち上げよう、というのがFIVEの今も変わらないコンセプトです。

バナーもTVCMも、動画広告へとリプレイス。FIVEが新市場をつくる

菅野

モバイル動画は、今後「コンテンツ体験」のメインストリームになっていきます。コンテンツ体験の歴史で考えると、映画やテレビが登場、そしてYouTubeが生まれた。新しいものが生まれるたびに、確実にオーディエンスは増えていきましたよね。そして今や、snapchatやMixChannelなどが登場し、もはや秒単位のコンテンツ体験が主流になっている。

広告がコンテンツと競合する今、広告も同じような変化の力学が働くのが自然だ、と菅野さん。

菅野

しかし考えてみてください。スマホ広告って「バナー」がずっと主流ですよね。スマホ登場から9年以上経っているのに、なぜか誤タップを誘発してイラつかせるバナー広告が生き残っている…あれは決してモバイル広告の最終形とは言えない。僕らはここに、イノベーションを起こそうとしているんです。

確かにアドテクの発展は著しいものの、消費者にとってバナー広告はまだ「うっとうしい」存在のままかも。

菅野

まあ日本において、モバイルメディアってゲームアプリがほとんどだったんです。だからバナーのままでも成立していた。しかし今はゲーム以外のメディア、アプリが非常に増えてきていて、企業が「自社製品やサービスをここでPRしたい」と思えるような場所が勢いよく広がっています。

そしてそういたメディアやアプリは「うっとうしいバナー」ではなく、FIVEが提供しているような動画広告を採用しており、ニーズは確実に増えているとのこと。

菅野

僕らは、これまでバナーが担っていたところを、リプレイスしようと思っています。またユーザーの可処分時間という点で考えると、TV離れが進む今、企業のコミュニケーションは確実にモバイル動画広告へシフトしていくはず。そうすればTVCMという約2兆円市場へもブレイクスルーできるでしょう。僕らは「新しい市場」を作っているんです。

すでに月間2100万人へ動画を配信し、6億回もの動画再生を生み出しているFIVE。いやあ…お話を聞いていると、その可能性の無限性にちょっとビビります。

「読み込み時間ゼロ」にコミット。徹底底的なユーザー目線

菅野

当然ながら60年前に生まれたTVCMと同じことをしても全く意味がありません。秒単位のコンテンツ体験が普通になっているユーザーの消費行動に即したクリエイティブを作っていく必要がある。だからこそ僕らは、配信プラットフォームだけでなく、その上に乗っかるクリエイティブも主導で作り上げているんです。

クリエイティブを作っているからといって「受託」とは全く違う、と菅野さんはいいます。「納品物」ではなく「ユーザーの手元に届くプロダクト」であり、顧客のためでなくユーザーのため。ユーザーに喜ばれれば、パフォーマンスも上がり顧客も喜ぶ。それがFIVEの動画クリエイティブなのだと菅野さん。なるほど!

菅野

我々にとってユーザーが最も大事です。次にユーザーを抱えるメディアやパブリッシャー、最後に広告主です。受託だと広告主を大切にするでしょうが、それだとユーザー体験を阻害するクリエイティブができてしまう可能性があります。ですから、このポリシーは決して変えません。

広告主の皆さんもいちモバイルユーザーであるわけですから、この考え方を即座に理解してくださいます、とのこと。

菅野

クリエイティブのポイントは「ユーザーがコントロールできる」ようにすることです。ユーザーに選択権を与えることです。皆スマホ上で、気ままにスクロールしたりスワイプしたり指先で情報を操っていますよね。これがTVともPCとも大きく異なる点です。

つまり無理やり「見せつける」やり方は通じない、と菅野さん。

菅野

ユーザーインターフェイス が非常に重要です。広告の現れ方もスクロールやスワイプという普段の行動に即した形で提供して、日々最適なUIのテストを行っていますね。

このクリエイティブへのこだわりに加えて、テクノロジーにおいてもFIVEさんは「ユーザー体験最優先」を徹底しておられました。

小西

まず技術的にはレイテンシー、つまり読み込み時間をゼロにすることにコミットしています。どのような回線状況でも、たとえば3G回線でも遅延なくコンテンツ閲覧ができるわけです。1秒待たされてしまうだけで、ユーザーは離れてしまいますからね。

すごい。「動画って重いよね」ってイメージが、がっつり覆されております…

小西

また「動画は通信料がかかる」というイメージもあるでしょうが、そこも我々は技術的に極小化しています。たとえば同じ広告を配信するたび通信するのは勿体ないしロスですから、一度の通信で複数配信を可能にする、など。とにかく、ユーザーのコンテンツ閲覧を邪魔しないように技術を注いでいます。

全員エース級エンジニア。でもはじめからエースだったわけじゃない

小西

動画ファイルを下手なやり方で送ると、ユーザーのトラフィックを邪魔してしまいますから、そうならないようチューニングをしています。エンジニアチームにおいても、ユーザー体験を最も大切にするという点は最大のこだわりですね。

ほほう…ちなみに特殊な技術を使っていたりもしているんですか?

小西

特殊というわけではありませんが、Scala + Finagle とか、シリコンバレーでよくあるようなアーキテクチャーを採用しています。イベントドリブンなRPCにし、各サーバ機能を明確にしていて、開発のやりやすさも追求していますね。耐障害性が懸念されますが、ウチのエンジニアは皆そのあたりは皆カンタンにこなします。

ひえ!というか、皆さんとても優秀な方ばかりと耳にしたのですが…

小西

そうですね、某ゲーム会社の創業メンバーのひとりで東証一部まで上場させたエンジニアなんかもいますよ。皆、百戦錬磨です。CTOじゃないのに社員皆からCTOだと勘違いされていた、なんて人間がいたり(笑)。知り合いの知り合い、みたいな感じで集まりました。

おお…思いっきりエースばっかり…!やはり採用の点でもレベルの高さを求められますか?

小西

ううーん、確かに今のメンバーは非常にレベルが高く優秀ですから誇りに思ってはいます。しかし皆がはじめから今くらい出来ていたわけではありませんからね。ぶっちゃけ私たちも知らないこともたくさんありますし、今のシステムも完成形だとは全く思っていませんし…大切なのは自主的に学ぼうとする意欲じゃないでしょうか。

「ひとつひとつ分かりやすく作られているので、全てエンジニアの意図がわかるようになっています。もちろん説明もしてあげられますから、大丈夫ですよ」と小西さん。

小西

あと、当社は Finagle など特殊なツールを使っていたりしますが、そうしたツールの使い方よりも、その背景にある理論や原理について興味を持つ方がいいですね。数学的というより工学的というか…皆、そういう話を一緒にゴハン食べながら、わちゃわちゃ話しています。楽しいですよ。

ビジネス・テクノロジー・クリエイティブの融合組織

菅野

当社はBTC(ビジネス・テクノロジー・クリエイティブ)の全ファンクションが非常に高いレベルで融合していくことを目指しています。私ひとりで重要な意思決定をすることは、皆無ですね。

「ビジネスサイドが必要だと思ったとしても、たとえばエンジニアチームがそれを実感していないとリアリティがない。同じ温度感で議論をするために、必要に応じて直接エンジニアやクリエイティブチームも顧客やパートナー先へ赴く」のがFIVE流なのだそう。

小西

そうですね、エンジニアがそういう場に赴くのは当社では普通のことです。もちろん開発がメインですけれども、プロジェクト単位で担当してもらいますから、そのプロジェクトの目的や課題を把握する必要があります。どうシステム上で最も効率的に目的達成していくかを話しながら決めていくわけです。

そうするとスピードも速いし、クオリティも上がりそうですね。

菅野

そういう意味では、エンジニアに限らず皆、ある意味ガツガツしていてほしいですね。僕らの大きな武器のひとつはなんといってもスピードですから。新しく仲間になる人には、スマートさと泥臭い行動力、両方を持っていてほしいですね。

モバイルユーザーの指向を知り尽くすトッププレイヤーへ

今後新しい仲間がどんどん入ってくると思いますが、どんな未来の展望をお話しなさいますか?

菅野

僕らは今モバイルの領域で、あらゆるメディアをまたいで映像流通を担うという立場になりつつあります。言い方を変えると、我々はあらゆる良質なメディアをひとつひとつテレビ局化していて、そこにCMを流しているという感じ。

現在FIVEの最大の強みは国内でも最大規模のオーディエンスの多さ。たとえば、ティーンエイジャーなどはテレビ離れが著しい世代であり、かつ次世代の中心消費者である彼らは、多くの広告主にとって欠かせないターゲットなわけです。FIVEでは、ティーンエイジャーが利用する人気メディアやアプリとの膨大なネットワークを持っており、国内のティーンエイジャーの半数以上の450万人へとリーチできるプラットフォームを作り上げています。

菅野

今後、スマホでの情報流通は格段に増えていくでしょう。おそらく、あっという間に100倍、1000倍になっていくはずです。国内のすべてのオーディエンスにリーチできるようなプラットフォームにしていきたいと考えています。

「まだまだ手付かずの領域が多い。今登っている山は非常に高いものだ。しかし同時に、3年後、5年後には僕らがやっているビジネスは当たり前のものになっているだろう」と菅野さん。

菅野

あらゆるメディアをまたいで動画流通ディストリビューションをいち早く行っている私たちは、その頃膨大な「情報」が蓄積されているでしょう。情報とは、どのような層にどのような動画が好まれ、また好まれないかというデータです。これらのログはすべて捨てずに蓄積しています。このユーザーの嗜好データは、我々にとって大きな財産になるでしょう。

「現時点では、このデータを用いて次にこの事業をやります、というふうにはまだ戦略的にお伝えできない部分が多いですが…」と菅野さん。そうですよね。でも確かにその情報があれば、いろんな事業に応用ができそう…!

菅野

そうですね。この領域でトッププレイヤーになることはもちろん、あらゆる可能性が未来にはあります。それを是非、共に発掘しながら楽しんでほしいですね。

10年前はスマホもなかったな…と想像しながら、変化の速さを改めて実感するとともに、FIVEさんのこの勢いがどのように次の10年を変革していくのか、とても楽しみになりました。

今日はどうもありがとうございました!

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・iOS/Android エンジニア
 

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会社名 ファイブ株式会社
代表者 菅野 圭介(代表取締役CEO)
設立 2014年10月24日
所在地 本社
150-0002
東京都渋谷区渋谷3-26-8 第五清水ビル4F
事業内容 モバイルビデオ広告展開
運営サービス *Moments by FIVE
FIVE VIDEO NETWORK

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