最初に設定しないと絶対損する!Google Analytics 9個の必須設定&解説

    
2013/07/04
    


アクセス解析は最初の解析設定が命。「やっておけばよかった!」と後悔しても、設定し忘れた集計数値はもう2度と手に入りません。

Webサイトの財産とも言える解析データをしっかり取得してビジネスの成長につなげるためにも、必ず設定しておきたいGoogleアナリティクスの必須設定項目をまとめました。

もし抜けがあるようでしたら、この機会に設定してみて下さい。

※現時点で、アナリティクスの設定は標準・ユニバーサルの2種類があります。ユニバーサルは、まだ不完全なので今回は「標準」での設定をベースにご紹介します。

【設定1】プロパティ&プロファイル


まずはサイトの運用方針などに合わせて、的確にプロパティとプロファイルを設定します。

基本的には「サイトごとにプロパティ」設定がおすすめ

いくつものサイトを『それぞれ別のドメインで展開』する場合や、サブドメインでそれぞれのサイトを管理する場合、基本的にはプロパティで分けたほうが後からの管理がラクになります。なので基本的には「サイトごとのプロパティ」設定がおすすめです。

サイトごとのプロパティ設定例

アカウント:○○株式会社
└プロパティ1:サイトA
└プロファイル:http://○○A.com
└プロパティ2:サイトB
└プロファイル:http://○○B.com

「プロファイル設定」での管理はどういう時に必要?

全体から特定条件の数字を抜き出す場合は、プロパティではなくプロファイルでサイト管理を分ける設定をしておきます。

例えば「http://○○A.com」とその下層ディレクトリに展開する「http://○○A.com/○○B/」が、別のサイトとして運用されるような場合は、以下のような要望がよく出てきます。

・ドメイン全体でのアクセス数も知りたい
・サイトAだけのアクセス数も知りたい
・サイトBだけのアクセス数も知りたい

こういった場合は「プロファイル設定」をして、フィルタ設定を行なっておくことで、上記3つの括りでアクセス解析が出来るようになります。

フォームだけ別ドメインの時も「プロファイル設定」を

ちょっと特殊な例ですが、フォームだけが別のドメイン配下に存在するような場合もこの「プロファイル設定」で分けて管理可能です。

サイトをプロファイルで分けるケースの設定例

アカウント:○○株式会社
└プロパティ1:サイトA&B
└プロファイル1:http://○○A.com 全体(フィルタ設定なし)
└プロファイル2:http://○○A.com Aのみ(フィルタで /○○B/ を除外)
└プロファイル3:http://○○A.com/○○B/(フィルタで /○○B/ のみ指定)

ちなみに、プロファイルは作成されたタイミングからデータの取得をスタートさせるので、当然ながら「過去のデータ」は取得できません。最初の設計がキモってことですね。

【設定2】自分や関係者のアクセスを除外


スタートアップでWebサイトをリリースしたばかりの時期は、自分自身や開発スタッフ、関係者などのアクセスが多く「本物のユーザーがどう動いているのか」を把握しづらくなりがち。

なので、そういったアクセスを画面上計測しないようにしておくのも正確なユーザーニーズ把握のために必要不可欠だったりします。

特定IPのアクセス除外設定方法

[アカウントリスト] ⇒ [アカウント選択] ⇒ [プロパティ選択] ⇒ [プロファイル選択]の順に進んでいくと、タブメニューに「フィルタ」のメニューが出現するのでこれをクリックします。

フィルタ項目がいくつか出てくるので、任意のフィルタ名をつけて「規定のフィルタ」を選択。

・除外
・IPアドレスからのトラフィック
・等しい or 前方一致

上記を選択してIPアドレスを指定すれば、設定完了です。
より詳しい設定方法やIPアドレスの確認方法などについては以下のTipsを参考にしてみてください。

参考

GoogleAnalyticsアクセス解析から特定IPアドレスを除外する方法 | パシのSEOブログ

※家庭用回線などで変動IPアドレスを使用されている場合はこの手法ではカットできない場合があります。

【設定3】曜日ごとのデータを取得するカスタム変数


昔はデフォルトで出来たのですが、なぜかある時を境にレポートから外されてしまった「曜日ごとのアクセス解析データ」。

なぜなのか?というお話は置いといて、特にECサイトなどでは重要なレポートとなりますので、あらかじめ作ってしまいます。

やることは非常に簡単で、以下のような形でコードカスタマイズしておけば完了です。(4〜7行目が追加されています)

非同期トラッキングコード(標準コード)版


<script type="text/javascript">
var _gaq = _gaq || [];
_gaq.push(['_setAccount', 'UA-XXXXX-XX']);
var d = new Date();
var dow = ['1.Sunday','2.Monday','3.Tuesday','4.Wednesday','5.Thursday','6.Friday','7.Saturday'];
_gaq.push(['_setCustomVar', 1,'dayofweek',dow[d.getDay()],2]);
_gaq.push(['_trackPageview']);
(function() {
var ga = document.createElement('script'); ga.type = 'text/javascript'; ga.async = true;
ga.src = ('https:' == document.location.protocol ? 'https://ssl' : 'http://www') + '.google-analytics.com/ga.js';
var s = document.getElementsByTagName('script')[0]; s.parentNode.insertBefore(ga, s);
})();
</script>

上記のコード改変だけで「カスタム変数」レポートでの確認が可能になりますが、ちょっと見づらいので「カスタムレポート」として「カスタム変数」を呼び出してあげれば、より確認がラクになります。

カスタムカスタムうるさいですね。もうちょっと詳しく設定方法が見たい!という方は以下参考Tipsをご覧ください。

(※追記:2013.7.04 17:56)
実は「カスタムレポート」のディメンション「その他」の中に”曜日の名前”という設定項目があり、タグへの改造を行わなくても曜日ごとの数値を見れるカスタムレポートが作れるようでした。どちらの手順でも作成可能ですが、ディメンションからやったほうが簡単なようです。

参考

Google Analyticsで曜日別のデータを取得する | makitani.com

【設定4】ソーシャルボタンのクリック数を取得


少々設定は面倒ですが「どのページのソーシャルボタンがどのくらいクリックされたのか?」というデータが一覧で確認できる機能。

SNSからの流入が増え続けている今、メディアサイトやキュレーション、ポータル、ECなど多くのWebサイトで必須の設定項目となっています。(ちなみにGoogle+の+1ボタンは何も設定しなくても取得可能)

更新頻度の高いメディアや、商品点数の多いECなどで重宝します。

ソーシャルボタンのクリック数 取得設定方法

最初にも触れましたが、ちょっと面倒。ざっくりと手順で示すと以下のような感じです。

(1)「ga_social_tracking.js」をダウンロードして自分のサーバーにアップ
(2)ソーシャルトラッキング用のタグを追加する
(3)Facebook、Twitterのトラッキングコードを内に追加
(4)アナリティクスの画面上で確認

実際のコードソースなどの詳細は、以下参考Tipsでご確認いただけます。

参考

Google Analyticsでサイトに設置したソーシャルボタンをトラッキングする | Tips Note

※わずか1年程前の記事なのですが、アナリティクスの「ソーシャル」コマンドが「ユーザー」から「トラフィック」に移動してしまっておりました。ご確認の際はご注意ください。

【設定5】拡張リンクアトリビューション


Analyticsの便利機能として最近開放された「拡張リンクアトリビューション機能」という機能、これが便利なので忘れずに設定しておきます。

例えば・・・
・グローバルナビから【ページA】へ移動(200名 12%)
・コンテンツ内のバナーから【ページA】へ移動(100名 5%)
・サイドカラムのテキストリンクから【ページA】へ(50名 2%)

といったデータが取れるようになります。

Analyticsレポート内の[コンテンツ] ⇒ [ページ解析]の機能を拡張してくれるわけです。

具体的な設定方法

プロパティ情報設定欄に「拡張リンク アトリビューションを使用する」というチェックボックスがあるのでこれにチェックを入れておきます。

タグにちょっとだけ細工を加えます。トラッキングコードを以下ソースのような形に変更する必要があるので要注意です。(※3〜4行目が追加されています)

<script type="text/javascript">
  var _gaq = _gaq || [];
  var pluginUrl = '//www.google-analytics.com/plugins/ga/inpage_linkid.js';
  _gaq.push(['_require', 'inpage_linkid', pluginUrl]);
  _gaq.push(['_setAccount', 'UA-XXXXXX-Y']);
  _gaq.push(['_trackPageview']);
  (function() {
    var ga = document.createElement('script'); ga.type = 'text/javascript'; ga.async = true;
    ga.src = ('https:' == document.location.protocol ? 'https://ssl' : 'http://www') + '.google-analytics.com/ga.js';
    var s = document.getElementsByTagName('script')[0]; s.parentNode.insertBefore(ga, s);
  })();
</script>?

参考

拡張リンクのアトリビューション分析 – アナリティクス ヘルプ

【設定6】イベントトラッキングを一括取得

名前だけ聞いてもなんのことだかわかりませんが、要するにリンクに特定の変数を混ぜ込んで『外部サイトへのバナークリック数』や、『動画の再生ボタンクリック数』などを計測できるようにしてくれる機能です。

イベントトラッキングはどんな時に必要?

外部へのリンクがコンバージョンの一つとなるサイト(フォームが別ドメインにあるなど)の場合、絶対に設定しておかないといけない項目となるので要注意です。

「一つひとつのアンカータグにコードを挿入して計測」というやり方が一般的なのですが、あまりにも面倒なのでJSを使って「該当サイトのドメイン以外に向いたリンク」のクリック数を強制的にアナリティクスに送信するよう設定してしまいます。

イベントトラッキングタグの一括挿入方法

手順自体は非常に簡潔。jQueryのライブラリを使うか、もしくはJSを直接書いて既存のアンカータグから「指定ドメイン以外のもの」を抜粋してタグの挿入を行います。

詳しくは下記参考サイトにて手順を確認いただけますので、ぜひご覧ください。

参考

googleアナリティクスで簡単にクリックカウント出来るコード – ファンブログハック(jQueryを用いたタイプ)

Google Analyticsでクリック数を計測するスクリプト | ここにブログの名前を入れます(jQueryを使わないタイプ)

【設定7】定点観測用カスタムレポート


毎日、解析結果を確認する用の定点観測カスタムレポートを作成します。

本来であれば一つ一つ手作業でレポート作成を進めていくのですが、ウェブアナリストの小川さんが非常に便利な実用的カスタムレポートテンプレートを公開されているので、これを利用して設定を行います。

どれも毎日チェックするにはもってこいのナイスなレポートになっているので、忘れずに追加しておきましょう。各リンクをクリックしてアナリティクスアカウントに紐付けるだけでOKです。

※Googleアナリティクスにログインしている必要があります。

カスタムレポートインデックス

【設定8】コンバージョン


ここはあまり抜ける事のない部分だと思いますが、ビジネスモデルやサイトの特性によって設定が若干異なる部分があるので、改めて記載しておきます。

設定方法がかなり簡単に!テンプレートから選ぶだけでOKに

かつてはかなり分かりにくかったGoogleアナリティクスのコンバージョン設定画面ですが、つい最近リニューアルしたらしく素晴らしく使いやすくなっています。

基本的にはあらかじめ用意されている各種テンプレートから適応できそうなものを選んで設定していくだけでOKです。

外部サイトへのリンクがコンバージョンとなる場合

上記の通り、格段に使いやすくなったコンバージョン設定画面ですが、外部サイトへのバナークリックなどが対象になる場合はやはりちょっと面倒なのでご注意を。

既存のテンプレートには用意されていないので、「カスタム」を選択して任意の名称を設定。目標を「イベント」を選択して、上記でセットしておいたイベント変数を登録する必要があります。

ちょっと面倒ですが、外部サイトへのアクセスの流し込み自体が目的の場合とか、もしくはフォームが違うドメイン支配下にあってそこへの流し込み率を取りたい時とかに使ってあげると成果が見やすくなってGoodです。

【設定9】ECサイト専用コンバージョンタグ


ショッピングカート付きのいわゆるECサイトの場合、以下のタグをEC専用コンバージョンタグとしてサンクスページに埋め込む必要があります。

これを埋め込んで置くと、それこそアナリティクスが簡易売上管理ツールになってくれますし、「あの商品を買う人は大体このページを読んでから購入を決めている?」なんて具体的な仮説がすぐ立てられるようになります。設定は必須!

具体的な設定方法

下記のコード上、[“○○”] と囲われている部分を、計測対象となるカートシステムの変数に置き換えて、カートの完了画面(購入完了ページ)に埋め込んであげればOKです。

<script type="text/javascript">  var _gaq = _gaq || [];
 _gaq.push(['_setAccount', 'UA-XXXXXX-Y']); _gaq.push(['_trackPageview']); _gaq.push(['_addTrans',
 '<?= $OrderNo ?>',  '', 
 '<?= $DataAry["ProductTotalFee"] ?>', 
 '<?= $DataAry["Tax"] ?>', 
 '<?= $DataAry["DeliverFee"] ?>', 
 '<?= $DataAry["OrderAddress1"] ?>', 
 '<?= $pre_cd_ary[$DataAry["OrderPreCode"]] ?>',  '日本'  ]);

  <?php foreach($CartAry as $key => $value) { ?>
  _gaq.push(['_addItem',
 '<?= $OrderNo ?>', 
 '<?= $value['ProductId'] ?>', 
 '<?= $value['ProductName'] ?>', 
 '', 
 '<?= $value['Price2'] ?>', 
 '<?= $value['ReceiptNum'] ?>'
 ]);  <?php } ?>
  _gaq.push(['_trackTrans']); //submits transaction to the Analytics servers  (function() { var ga = document.createElement('script'); ga.type = 'text/javascript'; ga.async = true; ga.src = ('https:' == document.location.protocol ? 'https://ssl' : 'http://www') + '.google-analytics.com/ga.js'; var s = document.getElementsByTagName('script')[0]; s.parentNode.insertBefore(ga, s); })();
 </script>

タグの埋め込みが完了したら、かならずアナリティクス管理画面から「プロパティ設定」の項目をチェック。ちゃんと「はい。Eコマースサイトです」が選択されているかどうか、確認しておきましょう。

 

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大事なのは「自サイトのユーザーにとっての重要度」

さて、ようやくひと通りのカスタマイズや設定が完了し、それぞれのレポートが見やすく加工されました。が、ここで満足してしまうと完全に本末転倒。

ここまで設定してきたことは、全て「ユーザーからの声なき声」を多少聞き取りやすくするための準備でしかありません。それぞれのレポートから閲覧できるデータが、自分のサイトにとってどのような意味を持つのか。それは重要なのかそうでないのか。

そして、その結果が『思っていた数値と異なった』時、「ユーザーは何を思ってそのアクションを起こしたのか」その本意を汲み取り、改善を行うための指標にすぎないのです。

やたらと多い設定項目ですが「設定できた!終わり!」とはならずに、大事な大事なユーザーの声に耳を傾けるスタンスを忘れずに運用をスタートしていきたいですね。

(執筆/編集 中村健太

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