プロが選ぶ。最高のSEOツールと活用術【2013年版】

    
2013/11/10
    

top1108 株式会社アイレップの渡辺隆広です。

SEO対策には「バックリンク」「検索ボリューム」「サイト分析」などの調査ツールが欠かせません。

ですが、ネット上で話題になるツールには、現在のGoogleのアルゴリズムでは評価されない事をわざわざ調査するものも多いです。

そういったツールの情報に振り回されないために、今回は私がSEOで実際に使っているツールで、特にもっと多くの人に使って欲しいと思うツールを厳選して4つご紹介します。具体的な活用例も書いていますので、ぜひ参考にして頂けたらと思います。

【1】検索ボリュームの調査「キーワードウォッチャー」

01キーワードウォッチャー キーワードウォッチャーは、クロスリスティング社が提供するキーワード検索ボリュームの調査サービスです。提携する大手ポータルサイトから情報提供を受けて検索数を出しています。

できること

  • 指定したキーワードの検索回数を知ることができる
  • 最大過去13カ月に遡って検索回数の推移を把握可能
  • ユーザが実際に入力した検索文字列がわかる

ツールの見方

調べたい年月とキーワードを入れるだけで簡単に月間検索回数・検索回数の推移を見れます。以下の画面は有料会員(ライトプラン)で表示される画面ですが、無料会員でも検索回数だけは確認できます。


活用例

(1)定期的に盛り上がる検索ワードを把握する
キーワードウォッチャーは、過去に遡って検索回数の変化を追うことができることが最大の利点です。

特定のワードの検索が発生した時期、急増した時期を調べる事によって、年単位でそのキーワードが盛り上がる時期を把握し、事前にWebページを作っておく、というアプローチが可能になります。

(2)今後盛り上がるワードを事前に知る
世間でのメディア露出量や関心の高さ(新聞や雑誌での取り上げ方)と比較して検索数があまりに少ないキーワードは、1?3ヶ月後に急激に検索数が増える可能性を秘めています。

そういったワードを見つけて、事前にWebページを作っておくと、検索流入を獲得できます。

「キーワードウォッチャー」と「キーワードプランナー」

なお、紹介した過去の検索数推移など一部の機能は、Googleアドワーズ広告主向けに提供されている「キーワードプランナー」でも利用できます。その上で何故、キーワードウォッチャーを紹介したのか疑問に思われた方もいるかもしれません(しかも有料!)。

これはツールの優劣の問題ではなく「異なるソースに基づく検索データには、マーケティング的な価値がある」ことが一番の理由です。特に、検索データの格納・抽出方法に両者の仕様に違いがあるため、キーワードウォッチャーを使うと見えてくる傾向や特性があります。

私は英語圏では数社の検索キーワード情報提供会社を用途に応じて使い分けているのですが、同じことを日本でやるのであればキーワードウォッチャーが候補になります。以上の背景を踏まえて、キーワードウォッチャーを紹介しました。

【2】詳細なバックリンク調査「Majestic SEO」

Majestic SEOは、独自に収集・構築したデータベースを使った、リンク分析ツールです。SEOの業務におけるリンク分析に特化してデータ加工されていますので、Googleウェブマスターツールから参照できるよりもはるかに多くの詳細情報を視覚的にわかりやすく提示してくれます。

できること

  • 独自収集したインデックスデータベースを使ってサイト分析が可能
  • 指定したサイトのバックリンクの詳細情報を参照できる(自サイトだけでなく競合サイトも参照可能)
  • リンクが張られるコンテンツの傾向や不正リンクの検出など様々なシーンで活躍

ツールの見方

自サイトでも競合サイトでも、好きなサイトのURLをMajestic SEOの検索フォームに入れるだけで、以下のような調査ができます。

(※クリックすると拡大します)


活用例

(1)競合サイトのバックリンクをチェック
Googleウェブマスターツールでは、自分が運営していない他のサイトの(ウェブマスターツールで提供されるものと同等の)バックリンクを閲覧することはできません。Majestic SEOがそこをカバーしてくれます。

(2)コンテンツがいつどの層に刺さったのかを推察する
「Backlinks」の項目からは被リンクの一覧だけでなく、「アンカーテキスト」「そのリンクが発生した日(*1)」や消滅した日も参照できます。

(※クリックすると拡大します)


例えばあるコンテンツを公開した時に、その直後2週間の間に発生した新規リンクを見て、どんなユーザー層やコミュニティにそのコンテンツが刺さったのかを推察することができます。

*1 厳密には Majestic SEO のデータベース上で初めて取得・検出された日を指す。

(3)スパムリンクを完全に取り除くために利用する
Googleからスパムリンクの指摘を受けて再審査リクエストを要する場合、厄介なのが「問題のあるリンクは全部排除したつもりだけれども、まだ問題があるとGoogleに拒否される」ケースです。

Googleウェブマスターツールが提供するリンクデータは一部分でしかないため、このデータの中から不正なリンクを取り除いても実はまだたくさん残っているために再審査リクエストが受け付けられないことがしばしばあります。

Majestic SEO はGoogleが提供するよりもはるかに多くのリンク情報を提供してくれるので、スパムリンクを完全に取り除くための手助けになります。


【3】title、h1等のサイト情報の一括取得「Screaming Frog SEO Spider Tool」

Screaming Frog SEO Spider Toolは、指定したサイトのtitle・h1・Meta Description・Meta Keyword等のサイト情報を、クローリングして一括取得してくれるツールです。

できること

  • 指定したサイト内ページのアドレス、タイトル要素やMETA要素、h1等、ステータスなどの情報を一覧取得

ツールの見方

画面上部に調査したいサイトのURLを入力してクリックするだけの簡単操作です。サイト内をクローラーが巡回するのでサイトの規模にもよりますが情報取得完了まで相当の時間がかかります(就寝前にセットすること推奨)。

(※クリックすると拡大します)


活用例

サイト内の問題調査
通常の業務では気づきにくい、「実はタイトルが重複している」「必要な要素が抜けている」「サイト内のアンカーテキストが極端に偏っている」「ステータスコードが意図した通りになっていない」などの問題発見に役立ちます。

担当者が頻繁に入れ替わったり引き継ぎが上手くいっていないために、サイトの全体像が全く見えず、そのため SEO もどこから手をつけていいのかわからない状態になっていることは少なくありません。

こうしたケースで Screaming Frog SEO はクローラーを使ってサイト全体の情報を取得してくれますので、全容把握にも役立つでしょう。

【4】ドメイン調査ツール「DomainTools」

DomainToolsの「Whois History」はドメイン名を入力すると、過去の履歴を遡って表示してくれるので、中古ドメインか否かを判定できます。また、所有者情報や履歴から、そのドメインがウェブスパムに利用されていたかどうか判断する際の情報として活用することも可能です。

できること

  • ドメインの観点から様々な分析が行える、競合分析ツール
  • ドメインのサーバ変更履歴や、IPアドレスと紐付くドメイン一覧を表示するなど、ちょっとマニアックな分析が行えるのが特徴(有料)

ツールの見方

画面中央にある入力フォームに、調査したい対象の企業名、ドメイン名、またはIPアドレスを入力して検索するだけで、ドメインオーナーの履歴がみれます。

(※クリックすると拡大します)


活用例

(1)ドメインの健全性調査
ごく稀に、どれだけ優れた(ホワイトハットな思想に基づく)SEOを行っても、全く検索結果に表示されなかったり、順位改善が芳しくないことがあります。こうしたケースの原因としてドメインに問題があることがあります。実は何年も前に誰かがそのドメインを所有していたことがあり、よからぬ事をしていたケースです。

また、会社で新たに始める新規事業のためのサイトを開設する際に、自分たちはユニークな全く新しいドメイン名を取得したつもりでも、実は何年も前のとある期間に他の誰かがそのドメインを所有して何かに利用していた可能性が全くゼロとは言えません(※ 実際、こういうケースはある)。

こういった時にWhois Historyが使えます。

(2)競合企業の保有サイト調査
「Reverse IP Lookup」という機能を利用すると、指定したIPアドレスでホストされているドメイン一覧を表示できます。例えば競合企業が不正なサイトを数多く利用して外部リンク供給に利用している場合に、1つのスパムサイトから芋づる式に他のスパムサイトを発見して、まとめて Google にスパム通報するといった活用も可能です。

▼「Reverse IP Lookup」の調査結果画面



(執筆:渡辺隆広、編集:井出一誠)

■執筆者紹介
株式会社アイレップ 取締役、SEM総合研究所 所長 渡辺隆広

日本のSEO黎明期である1997年よりSEOサービスを開始。2002年に会社設立(株式会社イー・プロモート)後、2005年4月より株式会社アイレップにてSEM総合研究所 所長を務める。アイレップのSEOサービスを監修する他、日米欧の検索業界の市場調査、サーチマーケティング関連のソリューション開発、検索エンジン企業等への事業展開アドバイスなども行う。SEO分野での第一人者として多くの執筆・講演活動で活躍中。主な著書に「検索にガンガンヒットさせるSEOの教科書」(翔泳社刊)等。また、専門誌・サイトで多数の連載記事を担当し、その高い専門性で人気を博している。

・ブログ  http://www.sem-r.com/
・Twitter https://twitter.com/takahwata

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