まだそんなキーワードでSEOをやるつもり?!成果を最大化するキーワード選定方法!

    
2014/09/24
    


初めまして、ヴォラーレ株式会社でSEOのコンサルティングをやっている渡邉と申します。ご縁あって、Find Job ! StartupでSEOについて筆を取らせて頂くことになりました。

早速ですが皆様は、SEOの対策キーワードをどのように決めていますか?ひと昔前は”SEO=リンクによる特定キーワードの上位表示”が主流でしたが、最近ではGoogleの外部リンクへの取り締まり強化や、コンテンツマーケティングという考え方が広まっていく中で、特定キーワードに固執せずに様々なキーワードでサイト全体でのトラフィックを増やすという考え方が浸透してきています。

そこで今回はSEOで一番のキモとも言える、「キーワードの選定方法」についてご紹介します。


【1】サイトの特徴や課題から、キーワードの方針を決める

一口にSEOといっても、サイトやユーザーの特性によってキーワード選定方法は異なります。そのため、自社サイトがどのようなタイプか、誰をターゲットとしているのかを確認しておきましょう。

(1)不動産、求人、ECなどによくある縦型検索サイト

ポイント:良質な掛けあわせパターンをどれくらい作れるか


不動産や求人、ECなどの縦型検索サイトは、求人や物件、商品に対して、検索の受け皿となるページをどこまで作るのかを、保有する情報量や対象範囲、実際にユーザーが検索するのかを勘案しつつ決める必要があります。

例えば、Find Job !の場合で言えば、勤務地、職種、雇用形態などがメインのキーワード軸になると思いますが、エリアや職種をどこまで細分化するのか、「エリア×職種」「職種×雇用形態」などの掛け合わせ条件をどこまでページとして作成するのかを検討する必要があります。

(2)サービス/ソリューションサイト

ポイント:どれだけユーザーの検索するキーワードに寄せられるか


一般向けにサービスを提供していたり、対企業向けのソリューションを扱っているサイトは、サービス名や独自の造語を全面に押し出してしまうあまり、本来そのサービスを望んでいるユーザーが、なんというキーワードで検索すればよいかわからず、検索にヒットしないサイトになってしまっている…というケースも多々あります。

例えば、CRMツールのSalesforceでは、そもそもユーザーが「Salesforce」というサービス名を知らない場合はどうするか、「CRM」という言葉を知らない場合はどうするかを考えておく必要があります。この場合、「営業支援ツール」「顧客管理ツール」「業務管理 効率化」など、ユーザーが検索する可能性のある対策キーワードを見つけていくことが必要です。

(3)記事コンテンツ主体のメディアサイト

ポイント:メディアの目的に沿ってボトムアップでキーワード設計していく


最近はオウンドメディアという言葉が流行っていたりしますが、記事コンテンツを主体とするメディアサイトの場合、賃貸サイトの「エリア×賃貸」のようにキーワードをパターン化することが難しいケースもあります。そのため、1記事ずつどういったキーワードでヒットさせたいかを考えて、ロングテールで流入を稼ぎ、それらの記事をグルーピングすることでビッグ~ミドルキーワードを狙っていくのが良いでしょう。

【2】ユーザーの行動・声からキーワードを見つける

キーワードというのは、ユーザーの欲求や悩みを投影したものです。キーワードを通じてユーザーニーズをおさえることで、よりビジネスに貢献してくれるユーザーを増やすことが重要です。

(1)アクションを意味するキーワードは成果に直結しやすい


「薬剤師転職」や「ホームページ作成」などは競合が非常に多く、難易度が高いキーワードですが、いずれも共通するのは“行動”を意味する語句が入っていることです。「転職」「購入」「対策」などの行動を表すキーワードはユーザーの置かれている状況を表すため、こうした課題解決のためのアクションを意味する言葉はCVに直結しやすい軸となるキーワードです。

(2)ネガティブワードはユーザーの心理を表す

「薄毛」や「ニキビ」などの自分の容姿の悩みに関するキーワードや、「会社名 ブラック」などのネガティブなキーワードは、これからアクションを起こすにあたり、事前に情報収集したいという潜在的なニーズが反映されているため、将来的なCVに繋がる可能性があります

(3)ユーザーの行動からキーワードを見つける

サイト内検索で検索されたキーワードや、ユーザーが生成するタグなどもキーワードを選定する際に参考になります。例えば、ニコニコ動画やpixiv、はてなブックマークなどはフォークソノミーと呼ばれるユーザーがタグを作る仕組みをとっています。サイト内検索やユーザー生成型のタグ機能を持つサイトは、ユーザーがサイト内で検索したキーワードや、ユーザーが生成したタグをみて優先して対策するキーワードを決めたり、特集ページを作る際の参考とするのも良いでしょう。

(4)ウェブマスターツールの検索クエリで実流入データをみる

Googleアナリティクスで流入キーワードをみる、というのは皆様やっているかと思いますが、意外と使われていないのがウェブマスターツールの「検索クエリ」機能。Googleアナリティクスだと、not providedの問題でキーワード見えなくなってきているので、弊社ではこのクエリレポートなども参照しながら、キーワード選定を行っています。

(5)トレンドワードを先んじておさえておく

いち早くキーワードに関するページを用意したページ(コンテンツ)を作っておくことで、ユーザーが検索するようになった時に、検索結果上位に表示されてアクセスを集めることが期待できます。

2011年にアップルのスティーブ=ジョブズが亡くなった際に、ジョブズの名言をまとめたNAVERの記事がかなりのアクセスを稼いだのは有名ですね。他にも、とあるメディアサイトでは、雑誌やテレビで新しく使われた造語やブレイクしはじめのタレントに関するページを作成してアクセスを集めています。

どこまで適用できるかはサイトによりますが、Yahoo!急上昇キーワードやGoogleトレンドなどでトレンドをチェックしておいて損はないと思います。

(6) ユーザーに直接聞いてみる

意外と疎かにされがちですが、実際の顧客にヒアリングするのも有効な手段です。

アクセス解析やキーワードプランナーの数字には出てこないニーズが見つかるかもしれません。実際に弊社でもお客様からお問い合わせを頂いた際には、どういったキーワードで検索して、弊社ホームページを見つけたのかをヒアリングしており、意外と「SEO」とは関係のないキーワードで見つけるお客様も多いです。

【3】自社サイトからおいしいキーワードを見つける!

SEOはリスティングとは異なり、基本的にはサイト内にテキストがなければ、検索に引っかかりません。つまり、ウラを返せば、サイト内にあるテキスト情報はすべて対策キーワードになり得るということです。そこでサイトの持つコンテンツや、実際の流入データから対策キーワードを探していくのも成果につながる方法です。

(1)検索機能でパターンを分類する

検索機能の項目は、掛け合わせのキーワードパターンを作る際に軸となることが多いです。上記の場合は、職種、勤務地、業種、雇用形態などが軸となり、その条件掛け合わせページが、2語、3語の検索キーワードでのランディングページとなります。

(2)求人や物件などの詳細情報ページから細かいニーズを見つけ出す

詳細ページに書かれている情報は、例えば「フルフレックス制」や「第二新卒可」など、ユーザーの求める制度や待遇、働き方などのより細かいニーズに応えられるキーワードが眠っているため、ここを参考に対策キーワードを決めて、特集コンテンツを作っていくというのも有用な方法と言えます。

【4】競合をみて、キーワードの手がかりにする!

競合をみてどのようなコンテンツをもっているのか、どのようなキーワードで対策を講じているのかを分析することも大切です。

(1)ベンチマークしているサイトを分析する

大抵、ビッグキーワードで上位にいるサイトをベンチマークすることが多いと思います。その場合、前述した検索機能や詳細情報ページを見る他に、こだわり特集ページや、コラム記事、Q&Aなど競合サイトがどのようなコンテンツをもっているのかをみて、キーワードの参考とするのが良いでしょう。

(2)競合は同じビジネスモデルのサイトだけとは限らない

SEOでの競合は、検索結果全体で考える必要があります。「○○とは」という検索するとWikipediaが上位表示される…といったように検索した時にいつもよく見るサイトというのがあります。ビジネス上で競合とならなくても、検索結果で見た時の競合サイトを見て、どのような情報を持っているのかを分析するのも有用です。

例えば、Find Job !の場合、主にIT/Web系の転職求人サイトがベンチマークするサイトになるかと思いますが、それ以外にも、転職系のキーワードで検索するとよく出てくる、転職会議やVorkersといった口コミ情報サイト、転職する際の悩みや注意点に関するコンテンツを持っている、教えて!gooやall aboutなども程度の差こそあれ、競合と言えるでしょう。

(3)検索以外にも目を向けよう

キーワードを探す際に役に立つのは検索だけとは限りません。電車の中吊り広告や新聞雑誌、TVなどが発信する情報の中にもヒントが隠されている可能性があります。こういったところにも広くアンテナをはっておくことターゲットユーザーにマッチしたキーワードを探すきっかけになるかもしれません。

(※「競合調査」については次回の記事でもっと詳しく書きたいと思います。)

【5】キーワードツールでさらに広げる・深める

キーワードを探す上で便利なツールがあります。弊社のコンサルタントも使っているもので、代表的なものを紹介したいと思います。

(1)キーワードプランナー

Google AdWordsのキーワードプランナーでは、キーワードの月間の検索ボリュームや競合性、類似キーワード候補がわかるので、ボリュームの大きいところを狙うのか、競合性の低いところを獲りに行くのかを考える上での参考材料となります。

(2)キーワードウォッチャー

このツールについては、アイレップ社の渡辺さんが詳しくまとめられているFind Job ! Startupの記事がありますので、そちらをご参照頂ければと思います。

▼参考
プロが選ぶ。最高のSEOツールと活用術【2013年版】 | Find Job ! Startup

(3)関連キーワードツール

入力したキーワードと一緒に検索されることが多い関連キーワードをサジェストしてくれるサービスです。Yahoo!知恵袋や、Googleサジェストを表示してくれるものもあります。「関連キーワードツール」と検索すると色々出てきます。

以上、キーワードツールをいくつか挙げましたが、こうしたツールに出てくるキーワードや数字は、実際は思ったほど検索流入がなかったり、流入はあるもののCVに至らない…というケースも往々にしてあります。SEOはキーワード単位のコストがかからないため、基本的には拾い得るすべてのキーワードを狙っていきますが、より効率的な対策をしていくために事前にリスティング広告で出稿して検証したうえで優先度を決めていくのも良いでしょう。

▼参考サイト
[寄稿] SEO?リスティング広告?限られた予算の中で投資するならどっち? ++ SEO HACKS公式ブログ

【6】キーワードを分類して、優先度付けする


以上の方法でキーワードを洗い出してみた後は、それらを分類して、優先度付けしていくことでより効率的・効果的に対策キーワードを選んでいくことができます。

下図では、Web系求人サイトのキーワード分類の例を記載しております。

優先度の決め方としては「サービスとのマッチ度」と「検索ボリューム」を指標とするのがわかりやすいでしょう。分類が終わったら、この表をもとに、「職種×転職」「職種×勤務地」「職種×転職×こだわり条件」などのパターンを作って、対策キーワードを決めていきます。

最後に

以上、SEOをやっていく上でのキーワード選定の仕方についてご紹介してきました。皆さんがSEOをやっていく際に是非参考にして頂ければと思います。

■著者紹介
執筆:ヴォラーレ株式会社 Webコンサルティング事業部 グループマネージャー 渡邉 慎平

■監修
監修:執行役員CMO 土居 健太郎

ヴォラーレ株式会社
2007年設立。旧来型の「リンクを使ったSEO」ではなく、技術/マーケティングの両側面からWebサイトを改善していくためのSEOを中心としたWebコンサルティング事業を行っています。WebディレクションやWebマーケティングに携わる方々に、SEOの基本的な考え方・取り組み方をブログ執筆やセミナー、メディア寄稿を通して伝える活動も行っております。

■メディア紹介
SEO HACKSブログ
SEO HACKS Twitter

Find Job! Startupを購読する

職種から求人情報を探す
Webエンジニア・Webプログラマ |  Webデザイナー・HTMLコーダー |  グラフィックザイナー・クリエイター |  Webディレクター・Webプロデューサー |  スマートフォンエンジニア |  ネットワークエンジニア・サーバーエンジニア |  フロントエンドエンジニア
スキルから求人情報を探す
PHP |  Perl |  Ruby |  Python |  Java |  JavaScript |  C言語 |  C++ |  MySQL |  PostgreSQL |  iPhoneアプリ |  Androidアプリ
企業名から求人情報を探す
 |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |  A |  B |  C |  D |  E |  F |  G |  H |  I |  J |  K |  L |  M |  N |  O |  P |  Q |  R |  S |  T |  U |  V |  W |  X |  Y |  Z
Copyright (C) 2015 mixi recruitment, Inc. all rights reserved.