プロポーズ大作戦!までサポートしちゃう? カタリズム流、超アナログサービス運営術。

カタリズム株式会社

CTO 江部隼矢 & 代表取締役 山野智久

話題のスタートアップ企業に注目している方々なら、きっとご存知のカタリズム株式会社。アクティビティ(レジャー・遊び)予約サイト「あそびゅー!」を運営していて、今年3月には複数社から2億円の資金調達を受けた、なんて派手なニュースも飛び交いましたよね。類似サービスもちらほら現れていますが、注目度・コンテンツ充実度ではダントツ。そんなマーケットリーダー、カタリズム社は、いったいどんな会社なの?早速気になった取材陣は、青山にあるオフィスに、突撃してまいりました。

■記事ハイライト
・時代は今、物質よりも精神的豊かさを求めている
・どじょうすくい体験?超マニアックなアクティビティも多数
・徹底的に戦います、ユーザーの価値のために
・「プロポーズ大作戦!」を決行
・ベンチマークはあのテーマパーク

外苑前駅から、徒歩5分。
オシャレな北青山エリアにあるカタリズム社の
オフィスに足を踏み入れると…

みんな仕事中。(当たり前だけど。)
時おり笑顔を浮かべながら、ニコニコした表情で、なんか活き活き働いてて羨ましい…。
多くのユーザーに楽しい時間を提供している方々ですもの、 やっぱり普段から楽しい方々ばかりなのね、とほっこり。

ふと周りをながめると、

マウンテンバイク、

寝袋、

BBQ用のテーブルセット、

溶接した企業ロゴ?

くつのミニチュア?

ワクワクしそうなアイテムから、用途がわかんないものまで…

妙に楽しげなオフィスに心が浮き立っていると…
いらっしゃいました、山野さん&江部さん!

これまた最高にステキなスマイル!

さらにテンションが上がってきたところで、
聞いてみました、こんな質問。
「あそびゅー!」を思いついたきっかけって何だったんですか?

―山野

当初、漠然とではありますが、考えていたことが3つあります。
(1)世の中にないサービスを提供したい
(2)人々が困っていることを課題解決をしたい
(3)インターネット✕観光の分野でなにかやりたい
と。
こんな条件を満たすサービスができたらいいな〜、なんて。

ほうほう。

―山野

それで模索している中、友人100人にアンケートをとったら、みんな「旅行先で何する?」ということに困っていることを知りました。

確かに…。
旅行するとき、移動手段、宿泊先はインターネットで簡単に見つけて予約するけど、現地で何ができるか、面白い遊びに何があるかなんて見つけにくいかも。

―山野

で、サービスをやっているうちに旅行時だけではなく、週末の遊びを見つけるという課題も「あそびゅー!」で解決しようじゃないか!という考えに至って、現在では様々なアクティビティをご紹介しています。

なるほど、そこからサービスが立ち上がっていったわけですね。
す、すごい。

時代は今、物質よりも精神的豊かさを求めている

そもそもサービスがスケールしていく、ビジネスチャンスがくるという予測はあったんですか?

―山野

そうですね。僕はもともと、転職の相談をお受けする、キャリアコンサルタントという仕事をしていて、年間数百人の方々に、転職動機から人生観まで様々なお話しをお伺いする機会がありました。お話を聞いていると、共通して人々のある志向性が見えてきました。それが「原点回帰しているな」と当時思ったんですよね。

げ、原点回帰?ですか?

―山野

そう。例えばヨーロッパでは休暇が1ヶ月取得できたり、週休3日制がトライされていたりしていますよね?「人として本当に大切なことは何か」「経済活動以外の時間をどう生きていくのか」という点に多くの人が立ち返り、生活を見直しつつあるわけです。

それと同じことが、高度成長期を経た今の日本で起きていると思うんです。物質的豊かさよりも、精神的豊かさを求めているんではなかろうかと。例えば、バリバリ働きたい、プライベートなんかより仕事だぜ!という人が、すごく減っていると思いませんか?

確かに。ほんの10年ほど前は「徹夜するほど仕事するヤツがかっこいい」「身体を酷使して仕事するヤツほど可愛がられる」みたいな風潮がありました。でも今は、その価値観が、少しずつ崩壊している気がします。むしろ「徹夜なんてダサい」って、堂々と言われること、ありますし…

―山野

高度成長期のように「働けば、そのぶん稼げる、跳ね返ってくる」という時代は終わりましたからね。おそらく、今の人たちは、経済的豊かさ以上に、精神的豊かさを求めていると思います。極端な話、「ブランド物のバッグより、1泊2日のキャンプ体験が欲しい」って人、すごく増えていると思うんですよ。だから私は、その「余暇の過ごし方」の選択肢を情報として提供したい、と思ったんです。当時はそういったサービスがありませんでしたし、必ずニーズはあるだろうと。

陶芸に乗馬体験、パラグライダーにラフティング、いちご狩りにキャンドル作り…確かに「あそびゅー!」をほんの少しの時間眺めるだけで、「こんな休日が過ごしたい!」「遊びに行きたい!」って気分がモリモリ膨らんできます。

しかしいったい「あそびゅー!」にはどれくらいのアクティビティが掲載されているんでしょうか?

どじょうすくい?超マニアックなアクティビティも多数。

―山野

今、150ジャンルくらいありますね。プラン数だけでいうと、2300は超えています。最近追加されたちょっと変わったアクティビティだと、「どじょうすくい体験」とか「食品サンプル作り体験」なんかもあります(笑)。面白いですよね〜!

代表取締役 山野智久

食品サンプル!超おもしろそう!!

にしても、アクティビティのラインナップが、めちゃくちゃマニアックというか、ニッチな分野というか。よく見つけてこられたなあ、と感心してしまいます。

―山野

いや、まだまだですよ。全国に目を向けてみれば、ある地域でしか開催されていない地元の遊びとか、職人さんが個人的に開いている体験教室だとか、星の数ほどあるんです。今、提携させて頂いているアクティビティ主催会社さんは800社ほどですが、もっともっと魅力的な体験があると思うんですよね。その全部をご紹介して、予約できるようにしていくのが目標です。

まてよ。全部紹介?

個人的に開催している催しだったり、小規模なアクティビティだったりすると、Webでは探せなかったりするのでは?

主催会社さんとは、一蓮托生。

代表取締役 山野智久

―山野

そう。これがけっこう、泥臭いんですよ(笑)。ネットで見つけることもありますが、実際に街を歩いて探したり、人海戦術だったりと、なかなかアナログなんですよ。

すんげーーーーー

てまひまかかってる。

聞けば、アクティビティ主催会社さんの多くは、ITリテラシーが決して高いとは言えない会社もあるそう。サービス立ち上げ前、企画書を持って地方の主催会社さんへ出向いた時なんか、「東京のベンチャー?Web?よくわからん生意気なヤツだ」と言われ、凍り付くほど険悪な空気になったこともあるとか。

―山野

ほんと、その時は、ほぼ軟禁状態でしたよ(笑)。ご年配の方だと、Webというだけで嫌悪感を抱く方も多くいらっしゃいますから。でも丁寧に説明して差し上げれば、理解していただけます。その時も軟禁(笑)の末、最後には、「ええサービスやないか、うちの組合の人間、全員紹介したるわ」って言っていただけましたし(笑)。もうそこからは、一蓮托生の関係です。

いやはや、本当にアナログ。でも、「あそびゅー!」に掲載されるって、主催会社さんにとってもすごくメリットが高そうですよね。

代表取締役 山野智久

―山野

そうなんです。「あそびゅー!」はBPOの一面もあって。予約対応もガイドも問い合わせも、すべてをアナログでやっていた主催会社さんにとってみれば、Web広報も予約管理システムも問い合わせ対応もカタリズムが請け負うわけですから、業務負荷がものすごく減るんですよ。それは本当に喜んで頂いています。

なるほど、そうすれば主催会社は、限りあるリソースをガイドやアクティビティ企画に注げるわけですね。

徹底的に戦います、ユーザーの価値のために。

―山野

僕らはいつも主催会社さんに、こう言っています。「顧客関係ではなく、パートナーとして仕事をしていきましょう」と。

ほうほう。え…っと、それって、つまりどういうこと?

―山野

顧客関係なら、主催会社さんの要望を最大限受け入れますよね。でも、僕らにとってのお客様は、あくまでもサービスユーザーの方々なんですよ。たとえばあるアクティビティの紹介文を当社が制作したとしますよね。それに対して主催会社さんが「もっといろいろ良いこと書いて、お客さん呼んでよ」っとおっしゃった場合、僕らは徹底的にNOと言います。事実以上のことを書いてユーザーの皆さんにガッカリされてしまう事態は、絶対に避けなければいけませんからね。

なるほど…!めちゃくちゃハッキリしたサービスポリシー。「誰の役に立つべきか」「誰からありがとう、と言っていただくべきか」そこの軸が、ものすごく明確です。でも、正直、なかなかできることじゃありませんよね。

―山野

そうですか?ウチでは、全員がそれを当たり前だと思ってやっていますよ。「ユーザーにとって、何が価値か」すべての判断基準は、そこにあります。

かっこいい…いやあ、一刻も早く、「あそびゅー!」を使って遊びに行きたくなってきました!既に使いまくっているユーザーさんたちは、さぞかし楽しんでおられるんだろうな…

「プロポーズ大作戦!」楽しかったなあ。

―山野

そうですね、御礼のメールを頂くこともよくあります。ユーザーさんからは毎日のように問い合わせの電話がかかってきますし、すごくコミュニケーションしていますね〜。この前なんて、ユーザーさんのプロポーズ計画、一緒に立てましたもん。

え、なにそれ?何そのユーザーとの距離感?!

―山野

目隠しした彼女を人力車にのせて、沢山のお友達が集合したスカイツリーの見える公園まで連れて行き、そこでサプライズ&プロポーズしたい、と。「そりゃプランにないなあ…」と思って少し困ったんですけど、主催会社さんと打合せを重ねて、なんとか実現にこぎつけました。めちゃくちゃ楽しかったですね。

カタリズムさんって、そんなことまでやっちゃうの?! でもでもでも…そういうオーダーをひとつひとつ受けていると、ものすごく時間がかかるし非効率なのでは?

―山野

いやいや、全然そうは思いません。「時間効率を良くする」という考え方は、あくまでも自社都合であって、ユーザーのためじゃありませんよね。時間がかかることでも、儲けにならないことでも、ユーザーの感動体験のためなら全力でやりますよ。あと、満足いただいた結果リピーターになってくださるなら、ライフタイムバリューの観点で見ればそんな大きなコストじゃないですし。

すごい。なんだか感動してしまいました…聞けば、カタリズム社のカスタマーサポートは、土日も絶賛フルオープン。「ウォーター系で、なんか面白い遊びない?」「夏休みの予定、悩んでいるんだけど…」そんなザックリとしたお問い合わせにも、ひとつひとつじっくりとお答えし、提案を続けているんだとか。なんというサービス精神!ホスピタリティ!

エクストリーム出社は、あたりまえ。

―江部

僕たちは「利己」ではなく「利他」な心を持っている人、誰かに喜んで頂くことをモチベーションにしている人と一緒に働きたいと思っているので、そんな仲間が揃っていますね。エンジニアであれ、カスタマーサポートであれ、全員が同じ価値基準で動いているんです。

そうなんだろうな、本当にそうなんだろうな…!ユーザーの喜ぶ顔を想像しては、ウキウキしちゃう人たちが、集まっているんだろうな…!

―江部

そんな感じのメンバーばっかりなので、みんな率先して新しいアクティビティに参加していますよ。社割もありますしね。いい意味で公私混同しているメンバーが多いかもしれません。みんな、暇さえあれば海に入ったり空を飛んだりしているみたいですよ(笑)

うわあ、最高に楽しそうじゃないですか。そういや、オフィスには、社員の皆さんが通勤に使っているというスケボーやオシャレ自転車がちらほら。通勤時間さえもアクティビティにしちゃってるわけですね…!これはぜひとも、見習いたい。

ちなみに最近めっぽうよく聞くエクストリーム出社、カタリズムさんでもしっかり文化として根付いていました。朝、都内の川でカヌーを漕いでから出社する人がいたり、早朝サーフィンをしてから出社する人がいたり…なかなかツワモノの出社ニストがいっぱい!マジでかっこいいです。

―山野

とはいえ、まだまだカタリズムは発展途上。「がんばらなきゃいけない」フェーズにいます。だから、遊びも仕事も全力投球!と声高に言えるレベルにまでは、また至っていないかなあ。まだまだ仕事の方に、重きが置かれているかもしれませんね(笑)。

既に「帰ったら、あそびゅー!で食品サンプル体験を予約しよう…」と思っていた私にとって、カタリズムさんが掲げている未来は、ものすごく納得が行きました。

―山野

僕らは、日本という国を、ひとつの大きなテーマパークだと考えているんですよ。先ほども言いましたが、本当に全国各地に沢山あるんです、楽しいアクティビティが。地元の人しか知らないような、最高に面白い遊びが。一度体験したら、休日が待ち遠しくてたまらなくなるような面白い遊びが!それを一人でも多くの人たちに伝えたくてたまらないんですよね。その活動が結果的に地域に移動を生み出し、地域経済の活性化に貢献に繋がっているので、もう最高ですね!

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そう楽しそうに語る山野さんと、穏やかに微笑む江部さん…本当にステキです。「あそびゅー!」を使って余暇を楽しみ尽くしたビジネスパーソンたちが、たっぷり鋭気を養ってイキイキと仕事に励む姿。なんだか、想像するだけで日本の明るい未来が、すぐそこに見えてくるようです。

本当にステキなサービスをありがとうございます!
週末は「あそびゅー!」で何しよっかな〜。

会社名 カタリズム株式会社
代表者 山野 智久(代表取締役社長)
設立 2011年3月14日
所在地
107-0061
東京都港区北青山2-11-3 青山プラザビル3階
事業内容 レジャー・遊び・体験の予約サイト「あそびゅー!」、観光・おでかけガイド
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