“おカタイ”イメージをぶっ壊そう! CoubicがつくるBtoBサービスの新しい形。

代表取締役社長 倉岡 寛 さん & アカウントエグゼクティブ 小椋 さん

たった1分で、誰でも簡単にネット予約受付機能がついたHPが作れちゃう。そんなクラウド予約サービス「Coubic(クービック)」を提供するCoubic社。

Googleやグリー、クックパッド、ミクシィといったあらゆるWeb企業で経験を積んだ腕あるクリエイター3人の手で作られました。

大型資金調達をも果たした同社は、2015年4月22日にもDCM、グリーベンチャーを割当先とする 総額 3.1 億円の第三者割当増資を実施し、ますます拡大の勢いを見せています。

そんなCoubic社で働く人々はどんな人たちなんだろう?どんな想いを抱いているんだろう?

いざ、取材陣はオフィスへ向かいます!

オフィスがあるのは、閑静な代官山エリア。

渋谷駅からもほど近い場所にあるオフィスを、取材陣はドキドキしながらノックしました。

すると、にこやかな笑顔で迎えてくださいました!
代表の倉岡さんと、アカウントエグゼクティブを担う小椋さんです!

「Coubic」について色々聞かせてください!とご挨拶する取材陣に対し、
「まだまだキュービックって間違えて発音されることが多いので・・・こちらこそお願いします!」と謙虚なお言葉。

8年ほど前Googleで働いていた頃を振り返りながら、倉岡さんはこう続けます。 「今でこそ日本でも誰でもGoogleを知っていますが、当時はグルグルさん、なんて呼ばれることも多々ありました。 まだまだ私たちは“グルグルさん”のフェーズ。これからなんですよ」

小椋さんとともに、そう楽しそうに笑う倉岡さん。 それをこっそり聞きながら、ニコニコ笑っているスタッフのみなさん。 なんだか・・・すごく楽しそうであたたかい雰囲気!

さあ、さっそく気になる質問から・・・Coubic設立のきっかけについてです。

「日本はまだまだ便利じゃなかった」帰国後生まれた、サービスの種。

―倉岡

Googleののち転職したグリー社で、1年間サンフランシスコで事業運営の仕事をしていました。アメリカでの生活は、とにかく便利でした。スマホで2タップもすればタクシーも呼べるし、レストラン予約もできる。そういう生活が当たり前なんです。

ところが日本に帰国すると、不便で不便で・・・飲食店の予約も引越し見積もりも、ややこしい電話のやりとりが必要なわけです。それがすごく面倒で、フラストレーションで。

そんなに違うんですか!アメリカと日本って。

―倉岡

本当に、全然違いますね。日本はまだまだ、便利じゃない。
リアルビジネスをクラウドの力で支えられたら、もっと社会はスムーズになるはず。
スマホの普及によって、その重要性はより高まってきているな、と。
その気づきが契機になって、仲間に声をかけてCoubicをスタートしました。

Google、グリーでの経験は素晴らしいものだったけれど、デジタルの領域から出るものではなかった。だからこそ、リアルとの連携に好奇心がくすぐられたとも、倉岡さんは語ります。ちなみに、社名の由来は何ですか?

―倉岡

Coubicは、「相互」などの意味をもつ英語の接頭辞「co-」と、三次という意味をもつ「cubic」をかけあわせた造語なんです。デジタルとリアルを、有機的に、なめらかに、むすびつける存在でありたいという想いで作りました。

「予約管理サービス」は、あくまで理想への第一歩。

リアルビジネスとユーザーとを、クラウドの力でなめらかに結びつける存在になろう。 その想いこそ、Coubicの原点であり、変わらない存在価値。 「クラウド予約サービス」は、その理想に向かうためのファーストステップに過ぎない、と倉岡さんは語ります。

―倉岡

様々なビジネスオーナーさんと話す中で、特にローカルビジネス・スモールビジネスを営む方々が抱えておられる課題に出会ったんですね。個人や、あるいは少人数でサービスを営む彼らは、とにかくものすごく忙しい。

本業の傍ら、予約や顧客管理をしなければいけないんです。しかしだからといって、高額な初期費用や月額費用がかかる予約システムを導入する余裕もありませんし、HPすら持たないオーナーさんも本当にたくさんいらっしゃいます。

確かに、予約管理サービスというと非常に敷居が高く感じられますし、一定の来客が見込める事業でないと導入できないイメージがありますね。

―倉岡

そうなんです。だから、もし無料で、かつメールやブログをアップするくらい簡単な操作で使える予約管理サービスがあれば、彼らの課題を解決できるんじゃないかと。そういう仮説を立てて、一気に作り始めました。

こうして手探りの中サービスの企画開発を進めていた頃、自動車会社のテスラモーターズ社から「試乗会の予約で使ってみたい」という声が。ヒアリングを重ね、サービスのブラッシュアップを進め、2013年10月にはβ版の提供を開始。2014年4月の正式提供まで一気に歩を進めていきます。

遠い屋久島まで及んだ、予想以上の大反響!

―倉岡

いやあ、リリース前は本当に不安でしたよ。本当に使ってくれるんだろうか、意図したように操作してくださるだろうかと。でも、リリースして1週間した頃、ものすごく嬉しいニュースが飛び込んできたんです。屋久島の方が、Coubicを使ってくれているぞ!って。

えっ?屋久島から?!

―倉岡

ええ。どうやら、たまたまSNSなどを通じて知ったそうなんです。屋久島の伝統的な郷土料理などを伝える教室があって、それに導入してくれていたんですね。嬉しくなって、すぐ岡崎というメンバーが現地に飛びました。

そこで、岡崎さんは新しいCoubicの可能性を見たのだとか。
屋久島と言えば「屋久杉」が有名。観光客の皆さんは、こぞって屋久杉ツアーを予約しますが、屋久島の方々が伝えたい屋久島の魅力はそれだけじゃない。現地でしか味わえない郷土料理を出すお店、美しい海や山で楽しめる様々な遊び・・・Coubicを導入し、簡単に予約ができるようになれば、そうした新しい屋久島の魅力をより多くの人たちに伝えることができるのだ、と。

―倉岡

ネットでは手に入らない情報や、現地で埋もれてしまっている魅力的な情報は、まだまだ沢山あるんだと気付きました。実際、屋久島の例だけでなく、自分たちが想像していなかったようなユーザーさんが次々と現れました。

たとえばどんなユーザーさんですか?

―倉岡

ネイルサロンやヘアサロン、ヨガ教室やイベントなどは想定していましたが、意外な用途が次々と現れてきました。たとえば採用説明会の予約や、インターン面接の調整に利用してくださるケース…個人で運営されているスクールや、弁護士事務所などの士業の皆さんも利用してくださるようになりました。

予想を大きく上回る大反響。今年2015年4月には、Coubicを利用するオーナー数は1万を突破したそうです。

―倉岡

創業当時、代々木にある貸し会議室でよくディスカッションをしていたんですね。この前、その貸し会議室がCoubicを利用してくださっていることを知って・・・なんか、感激しちゃいました。

素敵!貸し会議室の方がそのことを知ったら、すごく喜ばれるでしょうね。

Coubicが考える、BtoBサービスのあるべき姿。

こうした反響を振り返り、倉岡さんは続けます。

―倉岡

BtoCに近いような身近さが、ウケたのかなと思いますね。
これまでのBtoBサービスはやはり高額なものも多く、どこか敷居が高くてお固いイメージがありますよね。当然歴史あるすばらしい製品ばかりですし、法人向けですから当然のことです。ただ特にスモールビジネス、ローカルビジネスを営む方々にとっては、価格帯にしても人的リソース的にも利用しづらいんです。

―倉岡

ですから、サービス設計をする上では「まるでブログを書き込むくらいわかりやすく」という点を徹底しました。 しかも、とことん無料で。有料プランも用意していますが、無料プランで十分、基本的な機能を利用いただくことができます。

ちなみに少しでも多くのフィードバックが欲しかったというのも、無料にこだわった理由のひとつなのだそう。

多くの方々に使っていただき、フィードバックをもらって共有し、チューニングしていくプロセスを幾度も経ながら、ビジネスユーザーさんとの距離をどんどん縮めながら、サービスを磨いておられるんですね。

ゆるキャラも誕生!もっと身近に、もっとやわらかく。

サービスの「わかりやすさ」を徹底するだけでなく、今後はブランディングにも力を入れていきたいとのこと。

もっと身近で、もっと親しみやすい「toCっぽい」サービスを目指したい。 チームメンバーの強い想いは、こんなゆるキャラも生みました!

かわいい!名前は「クーベア」ちゃんだそうです。

LINEスタンプも作っちゃったそうです!
メンバー同士のやりとりには、クーベアちゃんがたびたび登場するそう。

クーベアちゃんを担当したのは彼!照れながらも、写真に写ってくださいました。

「集客」課題にも踏み込んだ「Popcorn」の誕生。

―倉岡

ローンチ以来、沢山のビジネスオーナーさんと話をしていく中で、新しい課題が見えてきました。「予約管理ツールは欲しいけど、やっぱり集客が第一だよね」という悩みです。

とはいえ、複数業種の寄せ集めのような集客メディアを作ったとしても効果は見込めないし、業界ごとにすでに大きなプレーヤーが存在しているのも事実。その中で、Coubicにできることは何だろう…そんな議論を続けた末、「当日予約・直前予約アプリ」というアイデアが生まれたそう。

着目したのは、すでにCoubicユーザーの多数を占める美容系サロン。美容系サロンはどうしても、天気や曜日、時間帯によって空き枠ができてしまうもの。
そこを切り出して直前予約を受け付けられるようになれば、サロンオーナー側にも、当日サクっとサロン予約したいエンドユーザーの方にも、メリットを提供できるのでは、と考えたそうです。

こうして誕生したのが、サロン当日予約・事前予約アプリ「Popcorn」。

Popcornを使えば、マッサージサロンやヘアサロン、ネイルサロンなど、美容系のサロンを、簡単に直前予約・事前決済までできちゃうんです。予約管理システムは、Coubicを裏で走らせているとか。

現在掲載されているのは都心の100店舗ほどですが、このサービスに共感して導入を検討してくださっている ビジネスオーナーさんは、どんどん増え続けているそうです。

なんと、最大70%OFFでサービスを受けられる店舗もあり、取材者もすっかりファンになりました。

―倉岡

Popcornの成長は、もう小椋なくしては語れません(笑)。予約管理サービスのCoubicはインバウンドなので、ぜんぜん営業していないんですね。
でも、Popcornはそうはいきません。空き枠の設定や、掲載メニューについて打ち合わせをしながら、オーナーさんと強い信頼関係を築いていかなきゃいけないんですね。

正直、創業メンバーをはじめ男性スタッフは、ネイルやまつエクについて詳しくないし、心が折れてしまうこともあって(笑)。

Popcornがオーナーさんの信頼を獲得できているのは、本当に、彼女のおかげ。

―小椋

お手伝いをするうちに、このチームメンバーの皆が、すごく好きになりました。信念をもって、オーナーさんのために頑張る仲間たちが、すごく誇らしくて。それに、もともとローカルビジネスを営むオーナーさんを支援したいという気持ちもありましたから、Popcornのコンセプトにもすごく共感したんですね。

現在、アカウントエグゼクティブとして、次々とPopcornに掲載してくださるサロンオーナーさんと信頼関係を築きあげている小椋さん。本当にキラキラしています。

―小椋

オーナーさんのこと、心から愛しています。オーナーさんは、一緒に走ってくれる「仲間」を心から求めていらっしゃるんです。集客面における「仲間」として受け入れてくださったオーナーさんたちのために、私は全力を尽くしたいと思っています。

オーナーさんからの嬉しいメッセージカードも、オフィスに飾られていました。小椋さんを心からパートナーとして信頼しているオーナーさんやスタッフの皆さんの表情が、なんだか目に浮かびます。

理想は、Googleカルチャーにも似た、異業種集団。

小椋さんのように、情熱に満ちた素敵な仲間が集まるCoubic。 倉岡さんは、理想的なチーム、理想的な仲間について、どんなイメージを持っておられるんでしょうか。

―倉岡

もちろん現在の当社はWeb系企業出身者が多くを占めているんですが、「リアルビジネスをクラウドで支える」というミッションに共感してジョインしてくれた大手金融系出身者の仲間も、大活躍してくれています。

Web系出身者からは生まれないような発想に、驚くこともありますね。

そういった異なるバックボーンを持つ仲間同士が増え、有機的につながり、化学反応を起こすようなチームになれば、すごく面白いだろうなと思います。

Google時代、グリー時代から影響を受けた要素もありますか?

―倉岡

そうかもしれませんね。
特にGoogleからは大きな影響を受けました。Googleって、超優秀なエンジニア集団っていうイメージを持つ方が多いのですが、実は非常に様々なバックボーンを持つ人材の集団なんです。「人類を進歩させたい」って本気で思っている大人たちが各方面から集って、破天荒とも思えるようなチャレンジを、柔軟かつスピード感を持って続けている組織なんです。
あのカルチャーは、本当にすごい。

今、ビジネスオーナーたちが「本業」以外で抱えている様々なストレス。それをクラウドの力で軽減させることで、本業に徹し、バリューを最大限に発揮できる社会を目指すCoubic。その姿は、「人類を進歩させる」というGoogleの想いと、どこか共通する点が見えるような気がします。

―倉岡

いや、本当にまだまだですけどね。今はまだ、ビジネスオーナーとユーザーとをスムーズにつなぐための「電線」を、粛々と通している段階です。
当たり前のようにインフラとして利用していただくようになるまで、まだ時間はかかるでしょう。
でも、様々なバックボーンを持ち、これまでの既成概念にとらわれない仲間たちとなら、その時間をぐっと短縮するようなクリエイティブなやり方を見出せると思っています。これからが、すごく楽しみですね。

Coubicでは、学生インターンの方も大活躍中なのだとか。既成概念に縛られないアイデアを次々と生み出してくれる個性的な仲間たちが、Coubicの成長を支えているんですね。これからどんな仲間が集い、新しい化学反応を生み出していくのか、すごく楽しみです。

倉岡さん、小椋さん、そしてご協力いただいたすべてのみなさん。
本当にありがとうございました!

会社名 クービック株式会社 (Coubic Inc.)
代表者 倉岡 寛(代表取締役社長)
設立 2013年10月
所在地
150-0034
東京都渋谷区代官山町 1-8 代官山太平洋ビル 5F
事業内容 各種インターネットサービス
運営サービス 予約システム「Coubic (クービック)」
サロン当日予約「Popcorn (ポップコーン)」