ゲームプレイヤーを「憧れの職業」にしたい! GameWithが目指す世界観が新しすぎる。

代表取締役社長 今泉卓也さん & エンジニア 田村航弥さん

Web業界で活躍する皆さんなら、ゲームに夢中な方も多いはず。それなら「GameWith」の存在も、きっとご存知ですよね。現在スマホユーザーの3人に1人は使っていると言われる、ゲーム攻略メディア「GameWith」の運営会社です。

そのほかクラウドソーシングサイト「GameWorks」やゲームプレイ動画専門Youtubeチャンネル『GameWithTV』も運営し、「ゲームをより楽しめる世界を創る」というスローガンのもと邁進を続けている同社は、2013年6月の創業(その頃は創業メンバーがマンションの一室で共同生活していたとか)からわずか2年で、六本木ヒルズに立派なオフィスを構えるまでに!何?この勢いのよい成長ぶり。いったいどんな集団?!これは、取材しなければいけません。

集合場所は、そびえたつ六本木ヒルズ森タワー。1Fにあるシャレたスターバックスから漂うコーヒーの香りに酔いしれつつ、厳重なセキュリティを抜け、最新型エレベーターに誘われ、いざオフィスフロアへ。

そして到着・・・あった!立派や・・・さすがや・・・
新オフィスへの移転を祝う花々も豪華・・・!

洒落た受付電話・・・テンション上がってきました。

いやー、しかし意外でした。ゲームビジネスだし、取材者はなんとなく未来的なサイバー感漂うオフィスなのかな?と想像していたので、ウッド基調であたたかな雰囲気に驚きました。ちなみに木材には、相当こだわったそう。

会議室への道すがら、目撃!スタッフの方が見えた!

ん・・・?手に持っているのはまさか・・・?

思わずかけよってみると、やはり絶賛ゲーム研究中でいらっしゃいました!
さすがだな・・・なんて思いながら会議室で待っていると、いらっしゃいました!

代表の今泉さん(右)と、エンジニアの田村さん(左)です!はー、おふたりともお若い!にこやか!素敵!

ゲームとともに生きてきたコアゲーマー集団、GameWith。

ではさっそく、聞きたかったこの質問をぶつけてみました。スタッフの皆さんは、やっぱり全員、コアなゲーマーなんですか?

―今泉

スタッフ65名、全員、超コアゲーマーですよ(笑)。攻略コンテンツを書くライターが40名ほど在籍していますが、みんな、レベルの上がり方がヤバいです。毎月100時間以上プレイしているスタッフもザラにいます。ちなみに僕ら2人も、根っからのゲーマーです。

ひゃー、100時間て…!しかも、業務時間中はみなさん記事制作など業務に没頭するので、この100時間は主に業務時間外なのだそう。やっぱり、めちゃくちゃゲーム好きなんですね。

―田村

ゲームをやりこむ経験をそのまま仕事にできるチャンスって珍しいですよね。だから、大阪とか新潟とか、ウチに入社するために地方から上京してくれた仲間もいるんですよ。

聞けば以前、パズドラの有名プレイヤーが「こんな仕事を見つけたぜ」とGameWithでの仕事についてツイートしてくれたことがあるそう。すると勢いよく拡散、ゲームの猛者たちが全国から名乗りをあげてきたんだとか!

―今泉

ほんと、有り難かったですね。レベルの高いプレイヤーたちが追い付け追い越せの世界でやりこみまくっているので、ライターの質とともにコンテンツクオリティも日々、上がっています。

GameWithではゲームタイトルごとにチームが組まれているそうです。チーム内ではディレクターやライターが喧々諤々、ゲームについてガチな議論を繰り広げているのだとか。

―田村

ほんと、ガチで議論していますよ。なぜならユーザーさんも真剣だから「このモンスターはこんな評価じゃねえ!」とか、いろんな指摘をくださるんですね。ほんと、アツいです。僕らはそうした貴重な意見を総合的に判断しながら、コンテンツの質向上を目指しているんです。

オフィス内はフリーアドレス。広々としたフリースペースや立ちスペースなど、空間バリエーションはとても豊か。

こんなファミレス風スペースもありました。

こちらは立ちスペース。

でも結局、気付けばチームで固まってガチ議論がはじまっちゃうのが常だとか(笑)

ほんまや・・・(笑)結局集まってしまってますやん・・・
いやしかし、なんか、すごい世界が始まっていますね。

商機は、発展するネイティブゲームアプリ市場に潜む「弱点」。

ちなみに、創業のきっかけは何なんですか?

―今泉

創業した頃はネイティブアプリゲームがすごい勢いで発展し、コンシューマーゲームに劣らないレベルに到達しかけていました。コンシューマーゲームに関してはゲーム攻略本などが多数発売され市場が成熟していましたが、ソフトもゲーム機も買う必要がないネイティブゲームアプリの登場により、その市場が変化したんです。ネイティブアプリゲームで攻略ニーズが広がる。そこに目をつけて起業しました。

気軽にダウンロードできるスマホゲームゆえ、ゲーマー人口も一気に増加するだろうと睨み、攻略市場も急拡大すると確信したそうです。

―今泉

あと、攻略情報は、ソーシャルゲームに非常にフィットするんです。ソーシャルゲームって基本的にずっと続けていくものですよね。つまりコンシューマーゲームのように「エンディング」「コンプリート」という概念がないんです。言い換えると、目指したい目標を見つけづらいわけです。そこはある意味、ソーシャルゲームの弱点でもあり盲点でもあるんです。

なるほど。なんとなく話題のゲームをダウンロードしてプレイ始めても、なんとなくわかりにくくて、モチベーションが上がらずに辞めてしまう…なんか、身に覚えがございます・・・
でも、だからといって誰でも上手にプレイできるよう簡単に設計したら、たちまちゲーム性が低くなって全然面白くなくなってしまいますもんね。

―今泉

そうなんですよね。だからこそ、たとえば「このモンスターを育てたら強くなるぜ」的な攻略情報が手に入れば、そのモンスターを手に入れるために頑張るし、楽しめますよね。攻略情報を提供すれば、明確な目標ができるんです。そして強くなれば自信がついてゲームがどんどん楽しくなりますよね。

自らもゲーマーである今泉さんが感じたその見方は、見事大当たり。2013年9月にゲーム攻略メディア「GameWith」をリリースするや否や、1ヶ月で月間PVは100万を突破、3ヶ月目では1000万に。今ではスマホユーザーの3人に1人は見ているという、マンモスサービスに!しかもプレスリリースも広告もなく広がったというからすごい。

―今泉

メディア内で課金シミュレーターとかを提供することもあるので、ベンダーさんにとってはマイナスになり、我々の存在は嫌われそうですよね。でも実際はそうじゃなくて、「うちのゲームを攻略してくれ!」って次々と引き合いをいただいています。ベンダーさんとしては、「よくわからないから辞める」って人を出来る限り減らして、ゲームの面白さを伝えたいわけなんですよね。

社内には、ベンダーさんからの贈り物が!あらあら、超かわいい♪
モンストグッズもありましたで!

マンションの一室で。震えるほど緊張した運命の決断。

しかしなんだか、すごく順調ですね。でも実は、月間1000万PVを突破した頃、早くも「踊り場」にさしかかってしまったのだとか。

―今泉

いきなり、全然伸びなくなってしまったんです。現在の「GameWith」はプロライターが良質な記事を提供するメディアになっていますが、当時は違ったんです。創業当時の僕らはお金もなかったし、コンテンツを量産することもできなかったので、当初はQ&A方式のCGMサイトとしてサービスを始めたんです。

リリース後数ヶ月はコアなゲーマーにより次々と投稿が増えて盛り上がったものの、徐々に同内容のQ&Aが乱立したり、内容が古くなったりと「攻略情報の探しにくさ」「攻略情報の質」が課題になっていったのだそう。

―今泉

確実にユーザーニーズと乖離しているのがわかりました。ゲーマーは、今すぐに有益な情報が欲しいわけです。探す時間も、質問する時間も、回答が来るまでの待ち時間も惜しい。この状況を抜本的に改善しなければ、これ以上の発展は見込めないと考えました。

そこで、創業メンバーが共同生活をしていたマンションの一室で、今泉さんはこんなでっかい決断をします。「GameWithを、プロのゲームライターによるコンテンツが集まるメディアへと方向転換しよう」と。

―田村

それを聞いて、正直、葛藤はありました。まじかよって感じで、不安もすごかった。これまで苦労して作ってきたものを、ぶっつぶすような決断なので。でも一人ライターを採用して実験的にスタートしてみたら、これがまた、反応がなかなかよかったんです。ダイレクトに変化が見えて、不安が確信に変わりました。

「ゲーマーによりそうサービスを作りたい」その強い想いが、ゲーム愛が強い全員に共通して流れていたからこそ、この方向転換がうまくいったんですね。想いの共有がいかに大切かを感じます。

エンジニア2.5名も、もちろんコアゲーマー!え、2.5名て。

その方向転換によって、良質なコンテンツを量産するための社内体制が必要になったわけですよね。ライターさんは今40名ということですが、エンジニアさんは?

―田村

実は、2.5人なんです(笑)。0.5人は代表のこと。経営のかたわらコードを書いているんです。今後に向けた体制強化のためにも、ぜひゲーム愛にあふれるエンジニアさんに入社してほしいですね。

担当するゲーム攻略コンテンツをよりよいものにしていこうと各チームは、ガチで「うちのページに、こういう機能がほしい」「こういうシミュレーターがほしい」といった意見を、次々とエンジニアたちにぶつけてくるそうです。ていうか2.5人で少な!忙しそう!

―田村

いえいえ、面白いですよ。各チームと話し合いながら「経験値の計算ツールを作ろうか」とか「ガチャシミュレーターがあれば便利だろう」とか話すのは、すごく面白い。エンジニアとしてというよりも、サービスの作り手として仕事ができるのが楽しいですね。

ゲームタイトルごとに内容も特性も難易度も違います。だからユーザーから求められる情報も、求められるツールや機能も違ってきます。だから新機能を開発するときは、できるだけ汎用性が高いプログラムにして、必要に応じて他タイトルにすぐ横展開できるようにしているのだとか。

―田村

エンジニアもみんなコアゲーマーなので、ユーザーの気持ちがよくわかるんですよね。なにしろこの人数なので、サーバの運用から緊急対応までやるので、正直大忙し。でもゲーマーのみんなのために!と思うと頑張っちゃうんです。どれだけ忙しくても「こういうのあると便利だよね」っていう新しいアイデアを出しては自分の首を絞めるという・・・(笑)

まさにプロ!かっこいい!それだけ夢中になっているってことですよね。自分の好きなことが仕事になる喜びを、エンジニアさんも感じておられるのが伝わってきます。

GameWithは序章。作りたいのはゲーマーによる新しい「経済圏」。

ちなみに、ゲーマー集団の御社はこれから、どんなサービスを作り、どんな世界を作っていきたいと考えておられるんですか?

―今泉

「GameWith」は、あくまでも序章なんです。これからは、ゲーマーによる新しい経済圏のようなものを作り出していきたいんですよね。

経済圏?!!

―今泉

これまでって、ゲームベンダーがゲームを作り、ゲーマーがそれをプレイするだけでしたよね。それだと、単なるエンターテイメントで終わってしまうじゃないですか。我々は、ゲーマー主導の新しいコミュニティやビジネスモデルを作り上げて、新しい経済の流れを作りたいんです。

たとえば東京ドームのリングでゲーマーたちのバトルを開催し、それをネット中継するとか。ゲーマーとしてのプロフィールでつながるコミュニティをつくるとか。アイデアはたくさんあるんだそう。なんかめちゃ面白そう!

―今泉

これまでいろんなゲームをやりこんできましたけど、ゲームをやめてしまうと自分がプレイしてきた記録って消えてしまうんです。残らないんですよね。それがもったない!それを残していくコミュニティを作るだけでも、かなりのコミュニケーションやビジネスチャンス、経済を動かすパワーが生まれると思うんです。

ゲーマー同士集まると、過去、どんなゲームをやってきたか、今やってるゲームはどんなステイタスなのかとかを話し出すとめちゃくちゃ盛り上がるし、すごいプレイヤーに出会ったりすることもあるのだとか。

確かに本当に楽しそうに仕事をするスタッフの皆さんからは、すごいパワーを感じました。これを持て余すなんてもったいない!

野球プレイヤーみたいに、ゲームプレイヤーも憧れの存在へ。

しかし経済圏が育つと、もっともっとゲームが直接仕事になるチャンスが増えそうですね。

―今泉

そうなんです。まさに「ゲームをプレイすることが仕事になる」という新しい価値観を生み出していきたい。正直、ゲームをやりこんでいる人たちはすごい能力を持っています。それをエンタメや趣味と終わらせるのは、ナンセンスだと思っています。

たとえばGameWithならプレイ経験にもとづくノウハウを使って、ライターやディレクターとして仕事ができる。経済圏が広がっていけば、選手としてプレイし続ける道も生まれる。選手をマネジメントする人が出てくるかもしれないし、専用の試合会場だってできるかもしれない・・・うわー、なんか面白そう!

―田村

ゲームプレイヤーが、野球プレイヤーと同じくらい、憧れられる仕事になったら最高に嬉しいですね。そのためにも、単なる趣味やエンタメで終わってしまっている現状を打破して、経済を動かす仕組みや仕掛けを作る必要があります。

そういう世界を作るために、先頭切って”常識外れ”なことをしていくつもり。そうお二人が語ってくださったのは決して理想論ではありません。GameWithには、マジで常識外れな評価制度がありました。

ゲームすればするほど給与が上がる!?「働く」常識を変える場所へ。

―田村

理想を目指すためには「ゲームをいっぱいやっている人ほど偉い」という社内文化を、先陣切って作っています。例えば、ゲームのプレイ時間が多いほど、給与が上がるという評価制度とか。

えー!ゲーマーには最高に幸せな環境!こういう制度があるから、どんどん皆ゲームの腕が上達し、発信する情報のクオリティも上がっていくんですね。

―今泉

そうですね。この仕組みを取り入れてから、実際、記事のクオリティは非常に上がりました。スクリーンショットによる自己申告制なんですけど、やばいくらい皆レベルを上げてくるので、いつも驚きます(笑)。

みなさん、基本的には業務時間外にプレイしているそうですが、もちろん業務時間内でも、記事制作のためゲームイベントに参加したり、研究のためゲームに没頭することも全然可能。時間の使い方は自由です。
おお・・・やってますね、やってますね。絶賛、集中しておられます。

めちゃ真剣。殺気さえ感じました・・・

ちなみに社内にはこんなリラックススペースも!ここでプレイしてもOK。気分転換もOK!

あれ・・あれは何なんだ・・・

なんとびっくり、マッサージチェアが隠れておりました!

ガチ激論、そして記事制作に新規開発・・・没頭しまくり頭がシュワシュワしがちなスタッフのみなさんが適宜リラックスタイムを取り入れられるよう、しっかりと配慮されたオフィス空間。素敵!

―田村

もう、ゲーム好きすぎる仲間が集まっているから、みんなずっと集中しまくっていて。でもそんな仲間たちだからこそ、話がめちゃくちゃ盛り上がるんですよね。刺激を受けるし、僕らが目指す未来について語り合うと、ついついアツくなります。

GameWithでは「飲みニケーション」を推奨していて、別タイトルを担当するチーム外のメンバーとの積極的な交流を促しているそう。日々ガチ議論を交わしているチームメンバーとはまた別の視点を得られて、高め合えるのだとか。

自分の好きなことを仕事にし、自分の使命をしっかりとわかっている。だから自然と健やかなライバル心やプロ意識が育ってゆく。そんなゲーム愛に突き動かされるGameWithという集団が、これから作り上げてくれる新しい世界が、世の中の価値観をがらりと変えてくれそうで、めっちゃくちゃ楽しみです!

本当に今日はありがとうございました!

会社名 株式会社GameWith
代表者 今泉 卓也(代表取締役社長)
設立 2013年6月3日
所在地
106-6120
東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー
事業内容 Webサービスの開発・運営
運営サービス ゲームの攻略情報コミュニティ「GameWith(ゲームウィズ) 」
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ゲームプレイ動画配信中!「GameWithTV」