学習する人が集まるプラットフォーム。 スタディプラスの考える「教育から学習」へのシフトとは?

代表取締役 廣瀬さん

大学受験を目指す高校生たちにめちゃ人気のアプリ、ご存知でしょうか。それは学習管理アプリ「Studyplus」。2012年3月にPC版を、同年8月にiPhoneアプリ、12月にAndroidアプリをリリース。2015年8月時点では会員数120万人を突破!大学受験をする1学年の総人数が約60万人のうち、20万人以上はStudyplusのユーザなのだとか。現時点で既に受験生の3人に1人が使っているという計算。スゴい数字です。

さらに特筆すべきは、これまで一切広告宣伝費を使っていないということ。ひたすらに口コミで広がり続けたStudyplusは、リクルート進学総研の「高校生価値意識調査2014」調べで、よく使う勉強系アプリのナンバーワンにも選出されました。またその成長性が評価されVC各社や大手各社からの巨額な資金調達も実施!EdTech(Education×Technology)企業の中でも、今かなりアツい企業です。

高校生の心をすっかり掴んでみせたスタディプラス社は、社会をどのように変えようとしているのか?気になったので取材してきました!

スタディプラス社のオフィスは、JR渋谷駅の新南口を降りてすぐ。エレベーターを降りると…

あ!噂の自習室!HPで見た!

スタディプラス社は会員制自習室「STUDY LOUNGE」も運営していて、一時は入会制限せざるを得なったこともあるほど人気なのだとか。

シャレオツ自習室♪…でも、オフィスはどこ?

なんかロッカーがある。学校みたいで懐かしい…

ロッカーの向こう側に…ありました!

オフィスに入ったらすぐ本棚!さすが!

おおおおおおお…赤本…

私、一問も解けない自信があります…

あ、お菓子。これなら私、たくさん食べられます…

おっ今流行りの「OFFICE DE YASAI」。羨ましいなあ。

ああ、太陽光があったかいオフィスだな・・・なんて思っていると、いらっしゃいました!

左が代表の廣瀬さん!右はCTOの斎藤さんで、写真撮影に参加してくれましたー!

ちなみに廣瀬さんは、慶應義塾大学在学中にビジネスコンテストに出場。「インターネット教育分野における学習継続支援」というコンセプトの事業企画で見事優勝し、起業。その頃からコンセプトがまったくブレずに事業を営んでこられたわけですよ。ぜんぜんブレてないんです。

実はユーザーの3割が社会人だった!

それにしても、高校生の3人にひとりが使っているって…「Studyplus」すごい勢いですね。

―廣瀬

ありがとうございます。でも実は、現在のユーザー120万人のうち、およそ3割は大学受験を志す高校生ではなく、大学生や社会人の方なんです。

え!そうなんですか!意外…

―廣瀬

たとえばプログラミングの勉強中の方や、公認会計士など資格取得を志す方、TOEICやTOEFLなど英語など語学を学ぶ方…さらにピアノの練習記録をつけていらっしゃる方などもいます。小さなお子さんの勉強記録をつけている親御さんもいらっしゃいますね。

確かに…「Studyplus」といえば高校生内のヒットアプリというイメージだったけれど、あくまでも同サービスは「学習管理」を促すサービス。サービスやアプリの紹介文を改めて眺めてみると「受験向け」だとか「高校生向け」だとか、そういう言葉、全然見当たりません。

―廣瀬

私たちとしては、高校生のみなさんだけに使っていただこうと思っているのではありません。人が「学習する」ということは、自己実現と密接に結びついていると考えています。Studyplusを使うことで、世代問わず多くの皆さんが「なりたい自分」へ近づいていく手助けをしたい。一人ひとりの中に内在している可能性を拡げてもらいたいんです。

アツい…!のっけから、Studyplusを大きく誤解していたことに気付かされた取材者。じゃあ、すぐ英語の勉強を諦めてしまう3日坊主な私にも、ぴったりなアプリなんでしょうかね…

三日坊主を阻止。人間の学習継続本能を刺激するシカケたち。

―廣瀬

まさに、そうです。ぜひ使ってみてください(笑)。人が何かを学ぼうとするとき、最も大きな壁は「継続できない」ということ。Studyplusには、3日坊主を防ぎ、勉強の習慣化を促すシカケが沢山あるんですよ。

勉強を習慣化する上で最も重要なポイントは「記録する」こと。利用者は、自分が持つ参考書などをStudyplusに登録し、勉強するたびに勉強時間を記録します。勉強開始時と終了時にタップするだけなので、ストップウォッチ感覚でカンタン。しかも日々の過程がグラフとして可視化されるので、達成感を感じることができるのだとか。

こんな感じでグラフ化されるなら、サボっているのもすぐわかる…戒められますね。

―廣瀬

加えて重要なポイントは「コミュニケーション」です。SNS機能を使って勉強記録を共有したり、同様の目標をもつ仲間と出会うことが出来る。友達関係になるとタイムラインで彼らの学習記録も流れてくるんですよね。それがまた、学習意欲を刺激するわけです。

なるほど、良きライバルができるわけですね。そのコミュニケーションの中で、「この参考書いいよ」「僕はこういう勉強の仕方をしているよ」といったやりとりが生まれ、さらなる向上心につながるんだとか。

こちらはタイムラインの画面!

開発中のAndroidエンジニアさんも嬉しそう!

「人生変わった」火付け役となった高校生からの圧倒的な支持。

―廣瀬

幅広い世代をターゲットにしている中でも、マインドシェアの中で「勉強」が占める割合が最も大きいのは学生の皆さんです。大学受験を志す高校生たちは、特に。さらに彼らはデジタルネイティブ世代で、これからの社会を築いていく世代であり、未来の学習スタイルのスタンダードを作る世代です。ですからサービス設計を行う上では、相当彼らの行動様式を研究しましたね。

高校生たちにとって、スマホはもはやノートやペン、参考書に並ぶ「文房具」のひとつ。ユーザーインタビューを幾度も行い、高校生たちが勉強中にどのようにスマホを使うのか、徹底的に研究したのだそう。

―廣瀬

その結果、Studyplusは、高校生のスマホ普及率にともない急速に普及していきました。高校生の皆さんからの意見や要望はすべて集計・分析し、CSにも力を入れレスもすべて行っています。そうしてサービスを進化させてきたわけです。

CSスタッフの方、絶賛サポート中です。

なるほど、こうして高校生の皆さんが、Studyplusの火付け役となったわけですね。高校生の皆さんからは、どんな声が届いていますか?

―廣瀬

「第一志望の大学に合格した」「勉強が楽しく習慣化できるようになった」「勉強時間が増えて、成績が上がった」などなど、サービスに感謝する声を多数いただいています。中には、「人生変わった!」とまで言ってくれる人も。App StoreやGoogle Playにはユーザ様からのダイレクトな反応が日々よせられるので、とてもやりがいがありますよ。

日本の教育問題の中で、EdTech企業が果たすべき役割。

変化が確実に生まれているようですね。ちなみに教育現場には今、多くの問題や課題が叫ばれていますが、そうした中で、御社のようなEdTech企業の役割とは?

―廣瀬

「七五三教育」という言葉があります。学校の授業の内容が半分以上理解できているのは、小学生の7割、中学生の5割、高校生の実に3割にしか満たないという現状を指す言葉です。公教育は個々の生徒の学習到達度とは関係なく、一定の授業進度で進みますので、例えば小学生の段階で一度つまづいてしまった子は、高校生までずっとつまづき続けてしまいます。高校生にもなると、大多数の生徒が学校の授業を半分以上理解できていないという現状は非常に大きな問題だと考えています。

とはいえ文部省が定める教育カリキュラムの中で、学校の先生たちは最大限、できる限りのことをやっておられるはずですもんね。

―廣瀬

そうですね。先生が悪いということではないと思います。問題は現在の学校教育の仕組みにある。とはいえ、それを急に変えることはできません。だからこそEdTech企業が社会で担っていくべき役割とは、学校制度の中で出来ない、テクノロジーを活かした教育改革を私教育の立場から生み出していくこと。私教育の立場だからこそ、自由に、柔軟に、理想の教育のあり方を追求していくことができます。

その中でも、御社が特に解決していきたい問題とは何ですか?

「教育」から「学習」へのパラダイム転換

―廣瀬

私たちがStudyplusを通じて解決していきたい課題は「学習の継続支援」という問題です。 なぜ、私たちがこの課題にアプローチしているかというと、その理由はシンプルで、 学習する人にとって最も難しい課題がこの「継続」という課題だからです。

今まで、「学習の支援」ということを繰り返し言ってきましたが、実は「教育」という言葉をあまり使っていません。実は、テクノロジーを活かした教育のイノベーションという文脈の中で、非常に重要なテーマとなっているのが、この「教育から学習へ」というシフトなのです。

教育と学習、というのは近いようではありますが、何が違うのでしょうか...?

―廣瀬

受動的な生徒に先生が一方的に「教える」ということではなく、主体的な生徒を前提とし、先生の役割としては学習のやり方を教えたりモチベーションを高めたりなどの「学習の支援」を行うということです。今までの一斉授業では先生が授業で「教える」ことが教育の中心でしたが、映像授業やデジタル教材を使えば、先生はその役割から解放されることになります。もっと、一人ひとりと向き合った人間的な支援をできるようになります。

Studyplusの特徴の一つは、教育系のサービスでありながら、「教える」という機能が一切ないことです。まさにこのような「学習の支援」という設計思想で成り立っています。

人間は誰しも、生まれながらにして学び続ける本能を持っている、と廣瀬さんは言います。学校や国の制度では作ることが難しい適切な学習支援の仕組み作りは、社会にとって、ひいては人類の発展にとって、とても重要なことだと、廣瀬さんは語ってくださいました。アツい…

実は社長が最年少!

それが実現できれば、本当に世代問わず、今以上に多くの方が利用してくださるでしょうね。学生はもちろん、忙しい社会人や主婦の皆さん、高齢者の皆さんなど、多くの方が効率的に自己実現に向けた前向きな日々を送ることができそうです。

―廣瀬

そうですね、当社で活躍してくれているメンバーは、そうした未来について共感してくれた仲間ばかり。教育問題に関心をもち、当社サービスの可能性に惚れてくれているので、なかなか実力派の人材が集まってきてくれています。

たとえばCTOの斎藤さんは、GREEで「釣り★スタ」や「ドリランド」などヒットプロダクトのメインエンジニアを務めたベテラン。業界の第一線で活躍してきた実力者です。

個人でApp Storeランキング常連アプリを開発したiOSエンジニアもいるとか。

噂のiOSエンジニアさんは、おしゃれ時計を残してランチへ行ってしまっておりました・・・

さらにCFOの造田さんは公認会計士の資格を持ち、IT系上場企業で役員を務めたツワモノ。さらに東証一部上場の教育系企業で500人以上の社員の中でMVPを取った「カリスマ塾長」もジョイン。彼は今新サービスであるオンライン個別指導サービス「プラスゼミ」のプロデュースに携わっているところ。

ちなみにオフィス内では、プラスゼミで講師をする東大生の方がいらっしゃいました。真剣…

―廣瀬

僕が大学在学中に立ち上げたということで最初は「学生ベンチャー」だったのですが、現在はこんな風に経験豊富なメンバーが多く集まってくれています。かなり珍しいパターンだと思うのですが、僕が社内で一番若いという組織です(笑)。

―廣瀬

年齢もバックグラウンドも違うけれど、「本気で教育における改革をしたい」という想いは同じ。社風を聞くと「マジメな人が多いかも」とのこと。皆さんの想いを想像すると、それもうなずけます。

「学ぶ人が集まるプラットフォーム」のデファクトへ。

Studyplusは現在連携用APIを提供しており、あらゆる学習サービスと連携していますよね。その数もどんどん増えていきそうな予感がしています。

―廣瀬

そうですね。現状は学習アプリへのAPI提供を行っていますが、今後は塾や専門学校などの教育機関と連携していくなど、色んな可能性があります。

さらに「学習管理」にとどまらず、勉強に関するQ&A掲示板や、勉強法を共有する機能など、様々なサービス提供を行っていきたいと廣瀬さんは語ります。またこれまでのユーザーの勉強履歴データを活用・分析し、統計的に最も効率的な勉強のやり方をユーザーへ還元できる仕組みづくりも行いたいとのこと。

―廣瀬

「勉強するすべての人にとって欠かせない存在」…私たちはそういうプラットフォームに育てていきます。こうした「学習×コミュニケーション」というプラットフォームは世界的に見ても類似サービスがないフロンティアな領域なんです。

まずは国内で、教育分野のカテゴリーキラーへ成長することが目下の目標だとか。たとえば料理なら「COOKPAD」、コスメなら「@cosme」、学習なら「Studyplus」、そんな具合に。そして世界市場も当然視野に入れているという廣瀬さん。

―廣瀬

海外諸国の友人たちにも「このアプリ、うちの国にも欲しい」と言われています。当然それだけで勝機を確信しているわけではありませんが、とにかくスピーディーにこのプラットフォームを世界に広げていきたいですね。

なんだか多言語化されて各国でリリースされる日まで、あっという間な気もします。終始、本気に満ちた表情で自社の使命や今後について、話をしてくださった廣瀬さんからは、そのスピード感やエネルギーをめちゃくちゃ感じました。ホント、楽しみ!

なんだかこのオフィスも、すぐに埋まってしまいそうですね!また新オフィスに移転されたりしたら、取材しにきます!今日は本当にありがとうございました

スタディプラスで現在求人中の職種について
現在スタディプラスでは以下の職種を募集中
気になった方は今スグ「話を聞いてみたい」をクリックです!

 

「Studyplus」のサーバーサイドエンジニア「Studyplus」のアプリエンジニア

会社名 スタディプラス株式会社
代表者 廣瀬 高志(代表取締役)
設立 2010年5月
所在地
150-0002
東京都渋谷区渋谷3-28-8 第三久我屋ビル8F
事業内容 スタディプラス事業
教材アプリ事業
自習室事業
運営サービス 学習管理プラットフォーム『Studyplus』
教材アプリ「ラーニングドラゴン 英単語3300」
会員制自習室「STUDY LOUNGE(スタディラウンジ)」
求人情報を探す
Web業界の転職・求人情報が満載 Find Job!