小さな会社で、業務未経験者を採用することは非常にリスクが大きいものだ。というのも、未経験者を一人前の技術者に育成するためには、莫大なコストやリソースが必要だからだ。同社が実務未経験者を育成できるのは、企業としての安定基盤が整っているから。具体的には、クライアントと長い取引を行なう中で、信頼を得、年々任される範囲を広げていること。そして受託開発で得たクライアントのニーズを、痒い所に手が届く自社サービスやシステムとしてリリースしていること。この2つの事業がクライアントに支持され、現在では10期連続黒字を遂げているのだとか。
セブンエージェントの今後について伺った際、「積極的な組織拡大や上場は目指していない」というお話が印象的だった。なぜなら、自分たちのやりたいことに、自由に取り組める環境を大切にしているからだとか。同社のモットーは、少数精鋭の組織でそれぞれの付加価値を高めていこうというもの。大きな会社の一つのピースではなく、10名の中の一人として、自分の成長を周りに温かく見守られながら、一人前のエンジニアを目指していきたいという方にはピッタリの環境だと感じた。
