Google AnalyticsでWebサイトの課題発見を高速化するテクニック

    
2013/08/09
    

多機能だからこそ何を見れば良いか分かりづらいGoogle Analytics。

「これだけ見ればOK!」というレポートが分かれば良いのになぁ…と悩む全ての方のために、Googleアナリティクスを活用した課題発見高速化フレームワークをまとめました。1クリックで適用できるカスタムレポート付きです。

  • まずは解析に入る前の準備から
  • 【1】ユーザーがどこからどこに来ているのかを見る
  • 【2】どこから出て行ってしまうのかを見る
  • 【3】リピーターと新規ユーザーの動向を分けて見る
  • 【4】”惜しい”動きのユーザーを探して仮説を立てる
  • 【5】課題を発見したら定点観測に移行
  • 【おまけ】毎日見る用のマイレポートも作っておこう

まずは解析に入る前の準備から



理想の導線を確認しておく

いきなり数値データを見始めるのではなく、そのサイトでユーザーに辿ってほしい理想の導線を脳内で再生しておきます。紙などに書いておくのもいいですね。

例(※あくまで一例です)
ECサイト:商品詳細⇒TOP⇒カテゴリ⇒商品詳細⇒カート⇒購入完了
メディア:記事⇒SNSシェア⇒別の記事⇒SNSシェア
Webサービス:詳細⇒TOP⇒会員登録⇒次のアクション(投稿など)

コンバージョンのポイントを思い出しておく

商品購入なのか、1分以上滞在することなのか。または何かを投稿したり、問い合わせをすることなのか。

何をもって「そのサイトの成果」とするか?という部分を明確に把握した上でGoogleアナリティクスの画面を開きます。何の準備もしないで画面を開くと間違いなく混乱するのでご注意を。


【1】ユーザーがどこからどこに来ているのかを見る

さて、ではようやく解析スタートですが、まずはユーザーがいつ、どこから来て、どのページに着地しているのかを見ていきます。

Googleアナリティクスの標準レポートでは、このあたり解析しようとすると複数のレポートを横断しなければなりません。なので、1レポートでカンタンに見られるようにしてしまいます。(以下の画像リンクをクリックするだけでOK)

ユーザー流入詳細カスタムレポート

※上のリンクをクリックすればすぐに利用できます(Googleアナリティクスにログインしている必要があります)

流入詳細カスタムレポートの見方

ページ上段に「参照元から見る」「ランディングページから見る」「時間帯から見る」などのメニューがあるので、そこをクリックして各指標を確認。
それぞれのページURLや参照元、時間帯をクリックしていくことでデータを深堀りして見ることができます。



【2】どこから出て行ってしまうのかを見る

次に見るべきは「ユーザーがどのページから離脱しているのか?」そして「どのルートを辿ったユーザーが離脱しているのか?」について。

これまたすぐに離脱の導線が分かるカスタムレポートをご用意していますので、アカウントに適用してご確認ください。

ユーザー離脱経路詳細カスタムレポート

※リンクをクリックすればすぐに利用できます(Googleアナリティクスにログインしている必要があります)

離脱詳細カスタムレポートの見方

ページ上段に「離脱ページから逆引き」「着地ページから離脱まで」などのメニューがあるので、そこをクリックして各指標を確認。
それぞれテキストリンクになっているディメンションをクリックしていくと以下のように詳細を確認することができます。

レポート内のディメンション設定
離脱ページ⇒離脱前に見ていたページ⇒最初に見たページ
ランディングページ⇒その次に見たページ⇒離脱ページ

途中のページ遷移は抜けてしまいますが、どこから来て、何を見て、どこから出て行ってしまったのか?をスピーディに把握できます。


【3】リピーターと新規ユーザーの動向を分けて見る

リピーターは最初の訪問から何日後に来てるのか。リピートしてきたユーザーと新規のユーザーとではその行動はどう違うのか。これを見ていきます。

ユーザーフローでページ遷移の違いを見る

ユーザーフローレポート画面での設定項目
レポートの場所:ユーザー > ユーザーフロー
セグメント設定: 新規訪問 or リピート訪問
ディメンション:参照元/メディア

ユーザーがサイト内でどのような導線を辿ったのか?を直感的に見せてくれる「ユーザーフローレポート」を開き、画面上部の「セグメントを選択」から新規訪問 or リピート訪問をセレクト。

デフォルトだと「国/地域」になっているディメンションの値を「参照元/メディア」にすると、新規・リピートそれぞれのユーザーがどこから来てサイト内で何をしているのか?が一目瞭然になります。

アドバンスドセグメントを設定

今回はページ上部にあるアドバンスドセグメントから「すべての訪問」「新規訪問」「リピート訪問」の3つにチェック。全てのレポートにおいて新規ユーザーとリピーターの行動の差異が見えてきますので、課題発見がスムーズになります。


【4】”惜しい”動きのユーザーを探して仮説を立てる

ユーザーの大まかな導線が把握できたら、今度は途中まで理想の導線を辿ったのに結局最後まで行かなかった「惜しい!」という動きをしたユーザーのグループを探し出します。

惜しい動きとは?
例(※ECの場合)
・トップだけ見て離脱:ちょっと惜しい
・商品ページまで来て離脱:かなり惜しい
・リピートユーザーなのにカートの途中で離脱:すごく惜しい!

ユーザーの心理を想像して仮説立てと優先度設定

惜しいユーザーの候補が見つかったら、なぜユーザーが上記のような動きをしたのか?についてシンプルな仮説を立て、以下のような施策候補を考えます。


トップだけ見て離脱した原因は?
仮説:見たかったコンテンツが無かったのかも?
施策候補:トップコンテンツの改修や検索結果に出てくるmeta要素の変更など

商品ページまで来て離脱した原因は?
仮説:気にはなったけど、欲しいと思わせることができなかったのでは?
施策候補:商品ページのコンテンツ拡充。写真の撮り直しなど

リピートユーザーなのにカートの途中で離脱した原因は?
仮説:ログイン導線が分かりにくくて途中で諦めてしまったのでは?
施策候補:画面のレイアウトと導線を考えなおそう!今すぐ!


仮説を立ててみれば、その仮説を検証するために何をするべきか?が見えてくるので、今度は「どれから実施するのか」を決めていけばOK。

「惜しい!」部分から手を付けると比較的容易に数値の改善ができるので、ひとまず施策を打つなら惜しい部分の改善からがオススメです。


【5】課題を発見したら定点観測に移行

サイトの課題が発見できて「この数字を改善したらいいんだ!」という所まで分かったら、今度はその数字の定点観測に移ります。

何かしら施策を打った後にどう変化するのか。変化したなら、またはしないならそれはなぜか。そんなことを考えていくために絶対に必要なことになります。

※注意!数字は必ず絶対数とパーセンテージで

例えば「売上件数が月間50件増えました!」だと、一見素晴らしい結果を出せたような気がします。
が、実は「昨年同月比で見たら0.1%増でした。。。」かも知れないのです。

これは逆もまた然りで、パーセンテージで見たら10%以上も改善したように見えた数字も、実は売上個数にしたらほんの数個上乗せできただけでした。なんてこともありえるので要注意です。(母数集団が少ない場合など)


【おまけ】毎日見る用のマイレポートも作っておこう


全体レポート:サイト全体での動向をサッと見る用
閲覧環境レポート:ユーザーの閲覧環境分布を一瞬で把握
ソーシャルメディアレポート:SNSからの流入と反応をチェック

毎日本気で解析できればもちろん良いんですが、それはそれでなかなか大変ですよね。

そんな時に役に立つのがGoogleアナリティクスの「マイレポート機能」。これも上記のリンクをクリックしてアナリティクスのアカウントに紐づけておけば、主要な数字を1画面でザックリ把握できるナイスなツールになるので重宝します。

マイレポート作成参照元:1クリックで完了するブログ運営のためのGoogleアナリティクスのマイレポート設定3つ | サイトエンジンブログ @siteengine

(執筆/編集 中村健太

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