エンジニアの履歴書「和田裕介(ゆーすけべー)」

    
2013/11/27
    

アイキャッチ 01

すごいエンジニアを履歴書形式で紐解く連載。第一回目はゆーすけべーこと和田裕介さん(@yusukebe)です。どういう経緯でプログラミングを始めるようになったのか、どうやって起業したのか等、エロギークとして有名なゆーすけべーさんの生い立ちに迫ります。

職 務 経 歴

学歴・職歴
幼少期
神奈川県鎌倉市で活動
2000年 神奈川県立湘南高校卒業
2003年
情報処理推進機構未踏ソフトウェア開発事業未踏ユース採択
サービスを運営する心人に宣伝する必要性を学びました。
 未踏の採択テーマは音楽プレーヤー。2人の開発者、1人のデザイナー、1人応援する女の子という4人体制で始めたプロジェクトでした。大学4年のころの私は、そのプロジェクトでマネジメントと開発を担当しました。
 Last.fmのように、曲を管理・視聴することで、ユーザ同士の音楽の志向性が浮き彫りになる音楽プレーヤーを目指し開発していました。
 2003年当初、Last.fm(当時はAudioScrobbler)と僕らがそれをやり始めたタイミングはほぼ同じ位でしたが、Last.fmはWebサービスとして成功、ぼくらはうまくサービスとして展開することが出来ず、ひとつのソフトウェアとして終わってしまいます。Last.fmと違いP2Pでクライアント同士を繋ぐ実装が失敗。サービスの本質をとらえ、シンプルな実装に留める発想に欠けていました。
2003年
未踏ユース準スーパークリエーター認定
2004年
慶應義塾大学環境情報学部卒業
 サッカーサークルと奥出研究室に所属。大学1年の秋から研究室に通いはじめ、後にオモロキの代表となる鎌田(@kamadango)と出会っています。プロジェクトが煮詰まっている時には学校に泊まったり、開発合宿を開いたり。自由な風土で4年間を過ごしました。
2006年
慶応義塾大学政策メディア研究科修了
 プロダクトの展示を通し、人に見てもらえる「ものづくりの喜び」を知りました。
 2年間、コンピュータサイエンスというよりはメディアアートの研究を行っていました。テーマは「ユビキタスがもっと普及した時に、どういう新しいアプリケーション、プロダクトが生まれるか考える」というもの。moo-pongという万華鏡とITを組み合わせたプロダクトを作りました。私はリーダーとして、回路設計などハードウェアを担当
 日本と海外、合わせて10回ほど展示しました。老若男女問わず、自分の作った作品を見てくれ、楽しんでくれる経験が今でも忘れられません。デジタルアートフェスティバル東京では1位を受賞。この成功体験が大きな自信となりました。
2006年
株式会社ワディット設立 代表取締役へ
 石油化学の会社を早期退職した父と2人で会社を起こしました
当時、仕事でやりたいことが漠然としすぎていて、卒業しても行きたい会社がない状態でした。やりたいこと・自分の考えていることを実現できる会社に入りたいと思っていたのですがなかなか難しかったです。
 父と起業したものの、最初の頃には仕事が全くありませんでした。研究室でITやプログラミングを多少かじっていたものの、プロフェッショナルというレベルにまで達していなかったのです。
2007年
株式会社オモロキ 取締役兼最高技術責任者就任
 大学時代の友達と起業。自社サービスとしてBoketeを運営しています。最初のバージョンは一人でフロントエンドもバックエンドも実装しました。いまは新機能の追加と、私が関わらなくても回せる仕組みづくりに奔走しています。
2013年
一般社団法人Japan Perl Association 理事就任
 YAPCを運営してみたかったので、JPAの理事になりました。
 現在JPA代表理事を務める牧さん(@lestrrat)がJPAを立ち上げる際、仕事でご一緒していたのですが、牧さんがJPAを大きくする様子をずっと傍で見ていて、YAPCの運営に興味を持ちました。
 現在はYAPC::Asia Tokyo 2014の準備を粛々と進めています。持続可能なYAPCを作ることを目標に、牧さんや櫛井さん(@941)みたいな超人が抜けても、永続的にイベントが運用できる仕組みづくりを作りたいです。
プログラミングをはじめたきっかけ
 WebプログラミングをはじめたきっかけはPlaggerです。
 学生時代にPHPを少しだけ触ったのですが、本格的なWebプログラミングというとPerlがスタート地点です。
 ワディットを立ち上げた当初、仕事がまったくなかったわけですが、仕事がないならプログラミングやWebを勉強しつつ自分で好きなものを作ろうと思い立ちました。その当時はPlaggerが流行っていたので、PlaggerをいじっているうちにPerlを覚えました。
はじめて作ったWebサービス
 はじめて作ったWebサービスはエロサイトです。
 Plaggerから始めたWebプログラミングでしたが、エロサイトの更新情報をスクレイピングしてまとめることを思いついたのですが、そこにアフィリエイトを足してリリースしました。
 作ったエロサイトがきっかけとなり、自分の世界も広がりました。「作ったモノは発表したい」根性で、当時住んでいた鎌倉から電車で1本で行けるShibuya.pmに乗り込み、空気を読まずにエロいことを発表しまくりました。
 技術とコミュニティに自分から飛び込むことで友達も増え、仕事も舞い込むようになってきました。サービスを公開し、コミュニティに飛び込むことの大事さを学びました。
エンジニアとしての今後
【 おっぱいは哲学 】
 エロと技術は難しいですが、今後も突き詰めていきたいテーマです。
 画像のおっぱい部分を自動認識させる技術、Oppai-Detectはエンジニアとして挑戦でしたが、突き詰めていくと定義が結構難しく、人は何をもっておっぱいと認識するのか?という点に、現在興味を持っています。
 たとえばレーズンが一粒乗ってるパン=おっぱいだと認識してはいけませんし、お相撲さんのおっぱいは僕らが自動認識させたいおっぱいではありません。OpenCVを使用して画像を認識しているわけですが、Oppai-Detectでは未だ横向きのおっぱいを認識できません。今はおっぱいの定義にまで及びましたが、今後も研究を続けたいと思っています。
【 注目しているサービス・Webアプリケーション 】
 ARGUSというiOSアプリに注目しています。体重や万歩計、消費カロリーなどを自動的に計測してくれるアプリなのですが、客観的に自分を見れるということに驚きを覚えました。
【 今後の方向性 】
 音楽と人をつなぐサービスを作りたいです。
 以前バンドでギターを弾いていたこともあり音楽が好きなのですが、CDショップが潰れたり、そもそもCDショップに足を運ばなくなったり、以前に比べて新しい音楽との出会いが少なくなってきています。Webの力でその問題を解決したいと考えています。「知らない曲に出会う機会を増やす」というテーマは、未踏の採択時から脈々と続く自分の命題です。
Webサービスを作りたいエンジニアへのメッセージ
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画像出典:YAPC/JPA

 ぼくは作ったものや考えていることをコミュニティやブログでオープンにすることで、エンジニアとしての世界が開けました。アイデアを盗まれるのが惜しいから、と隠し持っていても世界は特に開けません。Last.fmと私が未踏で作った音楽プレイヤー、同じ音楽の分野ですが全く違うプロダクトができました。エンジニアが違えば実装も違うはずなのです。みなさんもぜひ、アイデアを一人で延々考えるだけでなく、いろんな人に相談したり、技術コミュニティに発表したりしてみてください。きっと、もっとインターネットが生活しやすいものになっていくはずですよ!

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