Facebookよりも『Gunosy』からの流入数のほうが多い!
Google Analyticsを見ながら、そう感じている方が多いのではないでしょうか。
もちろん、Gunosyからの流入が毎日多い訳ではありません。ですが、
1日ごとの参照元を追っていくと、かなりの確率でFacebookよりもGunosyのほうが流入数が多くなっています。
今回の記事では、本サイトにおけるこれまでのGunosyからの流入数やソーシャルでのバズ具合を見ながら、どうしたらGunosyからの流入数を増やしていけるか?を考察します。
スタートアップの方でも
メディア事業をされている方、
広報用に自社ブログを書いている方に特に参考になるはずです。本文もぜひご覧下さい!
■目次
1.Gunosyからの流入はFacebookの6.1倍!
2.Gunosyのロジックと、その対策は?
3.実際に日別のGunosy流入数を確認してみる。
1.Gunosyからの流入はFacebookの6.1倍!
本サイトは5月13日にβ公開しました。公開当初は、Gunosyからの流入はあまり多くありません。
ですが、それが変わって来たのが5月20日からです。
公開後1週間が経ったこの日から、Gunosyの流入数は増え続け、5月21日(火)の参照元ドメインを見ると、なんと
GunosyはFacebookの6.1倍の流入数をもたらしてくれている事が分かりました。
Gunosyからの流入が多いのは、21日だけではありません。5月20日〜5月30日までの期間で見ても、GunosyはFacebookの1.7倍の流入数をもたらしてくれていました。
以上のデータをご覧頂くと、メディア事業していたり、広報用に自社ブログを書いているスタートアップにとって、Gunosyの存在の重要性が分かって頂けるかと思います。
それでは、このGunosyはどういったロジックで記事をユーザーにレコメンドしてくれているのでしょうか?
次にそのロジックについて、本サイトの実例を見ながら考えていきます。
2.Gunosyのロジックと、その対策は?
2-1.Gunosyはどういうロジックで集計しているの?
Gunosyからの流入数を増やすためにどうすれば良いか。その方法を考えるためにGunosyのロジックを見てみたいと思います。
Gunosyの配信フローは以下のようになっているようです。
※図はこちらのGunosyからの発表記事を元に筆者作成。
上記の配信フローの「2.スコア付け」の部分に注目して下さい。
そこに、以下のように書かれています。
以下のデータを解析し、ユーザーごとに記事をスコア付けする。
・ユーザーごとの、Facebook・Twitterでの行動
・ユーザーごとの、Gunosy内での記事のクリックログ
・記事ごとの、いいね!数、ツイート数、はてブ数
※記事ごとの集計はユーザー行動は問わず、記事の質を見るために解析する。
各スコア付けの重みは公表されていませんが、皆さんのメディアやブログでも、意識できるところとしては、「いいね!数」「ツイート数」「はてなブックマーク数」がありますね。
これを見ると、Facebook・twitter・はてなブックマークでのバズを意識すれば良さそう、という事が分かります。(Gunosy内でのクリック率は、頑張っても上げる事が出来ませんので。)
2-2.どう対策を取ればいいの?
では、どうすれば、Facebook・Twitter・はてなブックマーク数などのバズを起こせるのでしょうか。
もちろん
コンテンツの質を高くするのは大前提ですが、それ以外に3つほどポイントをご紹介します。
【ポイント1】コンテンツのタイトルを意識する。
バズを起こすために、タイトルは極めて重要です。
そのタイトルがFacebookやTwitterで自分に流れてきた時に
クリックしたくなるか?を意識しましょう。
また、
タイトルの文字数も重要です。
短いほどTwitterでコメント付きでRTされやすくなります。それに、はてなブックマークの一覧に並んだ時に表示される文字数内で、ある程度内容が分かるようにしなければいけません。
※ただ、タイトルと内容に差がある「釣り」になるのは止めましょう。メディアとしての信頼がなくなり、その結果中長期的に見られなくなります。
タイトルを考える上で、以下の記事が参考になります。ぜひご覧になって見て下さい。
[参考] タイトル作りで参考になる記事。
● 歴代はてなブックマーク数の第1位〜第500位までのタイトルの傾向を調べてみてわかったこと | 男子ハック 
● 『読者を惹き付けるブログのタイトル』Cheat Sheetを作らされたw | POP*POP 
【ポイント2】コンテンツ配信のタイミングを意識する。
皆さんのサイトの読者が、よく記事を見る時間帯は把握していますか?
その時間に公開するか、その時間に「はてなブックマーク」の一覧に載るように公開時間を設計しましょう。
[参考] エントリーの公開時間で参考になる記事。
● ブログのエントリはいつ公開すべきかトップブロガーに聞いてみた 
【ポイント3】ソーシャルボタンを記事上にも設置
各ソーシャルブックマークボタンは、記事下だけではなく「記事上」「記事に付いてくるフロート」でも設置しましょう。(フロートボタンは意外とクリックされます。)
また、ボタンは少なくとも
「はてブ」「Facebookいいね!」「Facebookシェア」「ツイート」のボタンは付けましょう。
本サイトでもつけていますが、「Facebookシェア」ボタンも付けるのがポイントです。シェアは、いいね!よりも拡散性が高いからです。
フローとボタンの設置については、以下の記事も参考にして下さい。
[参考] フロートボタン設置の参考記事。
● スクロールしてもついてくる!ブログにソーシャルボックスをつけよう。 | ウェビメモ 
3.実際に日別のGunosy流入数を確認してみる。
上記のロジックが正しいか、本サイトのGoogle Analyticsを見ながら傾向を分析してみました。
分析対象には、Gunosyからの流入数が多い記事、少ない記事をピックアップしました。
■Gunosyからの流入が多い記事
●
手遅れになる前に!Webディレクターがプログラミングを学ぶ時に使いたいサイト10選
●
いつか真似したい!ユーザーの心をつかんで離さないランディングページ100選[海外スタートアップ編]
■Gunosyからの流入が少ない記事
●
商用無料で使える「写真」素材サイト、厳選12個まとめ
以上の3記事のGunosyからの流入数といいね!数などの傾向をまとめました。
こちらをご覧頂くと、比例はしないまでも、各数値が高いほどGunosyからの流入数も多くなる傾向が見れます。
また、
『いいね!数は400以上、ツイートは100以上、はてぶは200以上つくと、より多くのGunosyユーザーに配信されやすくなる』、という閾値があるような気がしました。
SEO、ソーシャルメディア、外部サイトでの引用など、は引き続き重要な手段ですが、新しい集客のソースとして「Gunosyはかなり重要」という事だけでも、知って頂けたらと思います。
皆さんのサイトでは、Gunosyからの流入割合はどれくらいありますでしょうか?
(記事/編集 井出)