これだけ押さえておこう!Universal Analyticsを使い倒すためのたった2つのポイント

    
2013/07/11
    

unianalytics01_main 今年の3月に一般公開され、ぼちぼち正式リリースとなるGoogleアナリティクスの新Ver.「Universal Analytics(ユニバーサル アナリティクス)」。

新しいプロパティを設定しようとすると突然現れるこの名前に「なんだこれ?」と思った方も多いのでは無いでしょうか?

このUniversal Analytics、調べれば調べるほど便利。アクセス解析のあり方を根底からひっくり返すかもしれません。今回はこの「Universal Analytics」について、旧版のGoogleアナリティクスとの違いやメリットをご紹介をします。

いままでのGoogleアナリティクスと何が違うの?

旧版のGoogle Analyticsとの違いの1つ目は「アクセスの計測方法」です。今までと全然違います。

今までのアクセス計測方法 ― セッション方式

今まではJSからgif画像を読み込ませて、そこにセッションから取得した情報を乗せて送信するタイプでした。

別に不都合はなかったのですが、同じ人物が、「朝にアクセス ⇒ 夕方にまたアクセス」といった行動を取った場合、それぞれが「別のアクセス」となり『誰だか分からないけど誰かがリピートアクセスしてきたよ』とカウントされていました。

Universal Analyticsでの計測方法 ― ユーザー方式

アクセスしたユーザーに対し、匿名化された [Tracking ID] という一意のIDを付与して挙動を把握。

上記のような場合、『朝来た人が夕方にもう一回来たよ』と、把握可能になったのです。
※サイト上のログイン情報との紐付けが必要となります。

アプリ・Webサイト間の横断的計測が可能に!

上述の [Tracking ID] をサイト内で保持している会員情報と紐付けることで、アプリやスマホサイト、PCサイトを横断的に使っても一貫した計測が可能になります。

Find Job!を例にとってみると…

朝:移動中にスマホアプリ版Find Job!で求人検索
昼:スカウトメールをスマホで確認してURLをタップ ⇒ スマホサイトへ
夜:家に帰ってきて改めてPC版サイトで詳細を確認

例えば上記のような動線を辿ったユーザーがいたとして、これまでバラバラに計測するしかなかったユーザーのニーズを「一つのストーリー」として想定することが可能になったと言えます。

これは、スタートアップのが最も重要視したい「お客様の声」を、よりハッキリと、具体的に聞くことができるようになる革新と言えますね。

※なんだかちょっと怖いようなイメージありますが、 [Tracking ID] も登録会員情報もそれぞれ暗号化されてますし個人の特定は不可能なのでご安心を。

ユーザーログイン情報と紐づけた際のコード記入例

7行目の部分が書き換わっています。
<script>
  (function(i,s,o,g,r,a,m){i['GoogleAnalyticsObject']=r;i[r]=i[r]||function(){
  (i[r].q=i[r].q||[]).push(arguments)},i[r].l=1*new Date();a=s.createElement(o),
  m=s.getElementsByTagName(o)[0];a.async=1;a.src=g;m.parentNode.insertBefore(a,m)
  })(window,document,'script','//www.google-analytics.com/analytics.js','ga');

  ga('create', 'UA-XXXXXXXX-Y',  { clientId: 'サイトのログインユーザID' });
  ga('send', 'pageview');

</script>


ソーシャルボタンの計測がより簡単・便利に

「ソーシャルボタンの計測」が、Universal Analyticsの開始に伴ってだいぶ簡単かつ詳細にできるようになります。

これまでもコードをカスタマイズし、かつ専用のJSファイルをサーバーにアップすれば何とか計測できていたんですが、Universal Analyticsではわずか数行のJSをトラッキングコードに追記するだけで、より細かく数値の取得が可能となるようです。

TweetボタンとLikeボタンを計測するコード例

ちなみに現時点ではTwitterボタンのクリック数、ツイート数、Facebookのいいね!数、シェア数などが計測可能。
9?20行目の部分が追加されています。
<script>
? (function(i,s,o,g,r,a,m){i['GoogleAnalyticsObject']=r;i[r]=i[r]||function(){
? (i[r].q=i[r].q||[]).push(arguments)},i[r].l=1*new Date();a=s.createElement(o),
? m=s.getElementsByTagName(o)[0];a.async=1;a.src=g;m.parentNode.insertBefore(a,m)
? })(window,document,'script','//www.google-analytics.com/analytics.js','ga');
? ga('create', 'UA-XXXXXXXX-Y', 'サイトURL');
? ga('send', 'pageview');

FB.Event.subscribe('edge.create', function(対象ページURL) {
? ga('send', 'facebook', 'like', 対象ページURL);
});

twttr.ready(function (twttr) {
? twttr.events.bind('click', function (e) {
? ? ga('send', 'social', 'twitter', 'click', '対象ページURL');
? });
? twttr.events.bind('tweet', function (e) {
? ? ga('send', 'social', 'twitter', 'tweet', '対象ページURL');
? });
});
</script>

※はてブはユーザーの行動を計測するAPIが無いので今のところ計測不能
※Google+は何も設定しなくても計測可能

参考ページ

ソーシャルボタンの計測設定については、以下のページもご参照下さい。


デメリットは無いのだろうか?

そこまで大きな問題ではないものの、実装にあたっては少々のデメリットが存在するので触れておきます。

【デメリット1】新しいプロパティで作ることが必須になる

Googleはおいおい「旧アカウントのデータを引き継げるようにする」と明言していますが、現時点ではそれは出来ないようです。

なので新しいサイトのプロパティとして設定する場合を除き、一時的にデータの連続性がなくなってしまう可能性があります。

1サイトに2つのトラッキングコードを入れても特に問題はないので、しばらくは旧タグと新タグを一緒に組み込んでおけば良いようです。

関連記事

プロパティって何だっけ?という方は以下の記事をご覧下さい。

【デメリット2】アプリ内に組み込まれたSDK内IDの書き換えが必要に

すでに旧タグでアプリ内に計測用SDKを組み込んでいる場合、設定されているトラッキングコードID(”UA-XXXXXX-Y”みたいな形の数列)を入れ替える必要があります。

そのため、アプリへの適用は旧アカウントからの引き継ぎツールなりがリリースされてからのほうが何かと楽かもしれません。

なお当たり前ですが、まだアプリ内部にトラッキングを実装していない場合、アナリティクスの管理画面上より上記のSDKをダウンロードして組み込む必要があります。


というわけでまとめ

正直、普通にWebサイトのトラッキングを行うだけならUniversal Analyticsかどうか?は気にしなくて良さそうです。

が、これからWebサービスやEC、アプリ事業などでスタートアップを目指す方にとっては、予め情報を把握しておいて実装準備をしてのが良策。

筆者個人としては、ひとまず新しいサイトには上述のソーシャルボタン計測だけ仕込み、旧ga.jsで運営を行なってきたサイトに関してはタグを2つ埋め込んで併用。アプリに関してはひとまず静観しようと思っています。

(執筆/編集 中村健太

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