日本は医療系Webサービスが遅れているとも言われます。世界ではどういったサービスが流行っているのか?今回の記事では、「医師検索&オンライン予約」「医療費クラウドファンディング」など、注目のカテゴリーを10個ピックアップし、主だったサービスをまとめました。
【1】医師検索&オンライン予約
『ZocDoc』は、ユーザーの口コミや評価を元に、お医者さんを探せるサービスです。お医者さんのプロフィールを見たり、その場で予約できたりします。
主要機能
同カテゴリーの類似サービス
【2】医療費クラウドファンディング
『Medstartr』は、医療費に特化したクラウドファンディングサービスです。
主要機能
- プロジェクトの登録(概要、階段式の出資金額/特典、期限、etc)
- プロジェクトに対する出資(決済はwepayを利用)
同カテゴリーの類似サービス
- 『Watsi』:発展途上国の医療費集めに特化したクラウドファンディングサービス
【3】医療×ウェアラブル
『UP』は、リストバンド型のアプリです。これをつけているだけで、睡眠・運動・食事の活動を記録してくれます。オーディオ関連のハードウェアを作っているJawbone社が提供しています。
主要機能
- チップ内蔵のリストバンド
- 記録をチェックできるiPhone/Androidアプリ(睡眠/運動量/食事内容)
- 運動不足のアラート通知
- 睡眠サイクルに合わせたアラーム
- 外部ヘルスケアアプリからの情報取り込み(UP APIを提供し、RunKeeperなどのアプリからの情報を取り込んで表示させている。)
同カテゴリーの類似サービス
- 『NIKE+』:時計やバンドをつけて靴にセンサーを付けるだけで、走った距離・消費カロリーなどを記録してくれるサービス
【4】医療×スマホ
『AliveCor』は、心電図の測定とデータ保存に使えるサービスです。電極が付いたケースをiPhoneに被せることによって、iPhoneを心電図測定として使えます。利用には専用のアプリのダウンロードが必要です。
主要機能
- 心電図の測定(利用には専用のケース、アプリが必要)
- 心電図の保存
- 心電図の印刷
同カテゴリーの類似サービス
【5】医療SNS
『PatientsLikeMe』は、主に難病の患者同士でコミュニケーションを取るために利用できるSNS。悩みの共有や相談に利用。患者以外にも医師や友人が入ることも出来ます。
主な提供機能
- 自分の病歴の登録
- 症状が似た人の検索/ミートアップ
- フォーラムでのディスカッション
同カテゴリーのサービス
- 『doximity』:医師専用のSNS。50万人以上が登録し、他の場では話せない患者・診療情報の共有/ディスカッションなどができる。
- 『MyAutismTeam』:自閉症の子供を持つ親たちのオンライン・コミュニティ。悩みや看護や生活のコツを共有し合うために利用される。
- 『MedHelp』:医師や患者同士によるディスカッションができるフォーラムがある。
【6】ダイエット・禁煙支援サービス
『DietBet』は、ダイエットに成功すればお金が貰えるゲーム形式のダイエット支援サービスです。ゲームに参加するにはお金をBetする必要があります。Betすると28日間で4%の体重を減らすゲームに参加でき、4%減らせれば成功者でお金を山分けできます。
主な提供機能
- ダイエットゲームの開催・参加
- ゲームの進捗状況の表示
- 掲示板を使ったゲーム参加者同士のコミュニケーション
同カテゴリーのサービス
【7】医療費チェック
『simplee』は、医療費の支払い管理ツールです。医療費の支払い状況などをWeb上で閲覧できます。
主な提供機能
- 医療費の支払い状況の表示
- 医療費の過払いチェックとアラート
同カテゴリーのサービス
【8】薬検索サービス
『medsnap』は、薬の写真を撮影するだけで、薬の名前・用法などを教えてくれるサービスです。
主な提供機能
同カテゴリーのサービス
【9】医師Q&A
『HealthTap』は、医師がオンライン上で病状などの相談にのってくれるサービスです。
主な提供機能
- 相談の投稿、回答の募集(複数の医師から回答が集まる)
- 医師ランキングによる回答の優先順位付け
同カテゴリーのサービス
【10】医療ポータル
『WebMD』は、医療情報のポータルサイト。健康にまつわる情報から、医薬品・子育てのための読み物のなどのコンテンツを幅広く提供しています。
主な提供機能
同カテゴリーのサービス
最後に
今回の記事は参考になりましたでしょうか?日本でもこういったサービスが流行るのが待ち遠しいですね!
(執筆/編集:井出)